ぎこ記

映画や音楽多め。あとどーでもいいひとりごち

先生、私に優しくして下さい!!!

扇情的なタイトルにしたけど、猫の話です。

期待した方はお帰り下さい。申し訳ありません。

 

 

猫の病気で病院に行くのはもうやめるもんね!って決めたんですけど。

 

bionic-giko.hatenablog.jp

 

 

その後は波がありつつもそんなものすごく困った事態にもならず、

ベランダでハーネス着けてぼーっとしたり、GWには抜け毛とフケをサッパリ洗ってやったり(めっちゃ悲しい声で鳴く)、とにかく撫でまわしたり一緒に寝たりして、呑気に暮らしてはいたのだけど。

 

 

ここのところ、また嘔吐を繰り返すことが増えてきた。

1度でスッキリしてすぐに食い直すのがデフォだった。病気が発覚して以来、吐くものがなくなってもげぇげぇしている。

胃の中が空っぽになってもなかなか吐き気が止まらないらしい。

ようやく収まる頃にはへとへとになっていて、しばらくぐったりしてしまう。

(いつもだいたい寝そべっているので見かけは同じなんだけど)

猫も辛かろうが、見ている私も激しく辛い。いや断然猫が辛いだろう。

 

人間だって嘔吐にはすごいエネルギーを費やす。

(吐きやすい人は知らないけど、私は人生においてほとんど嘔吐をしない体質なので、大人になって何度か経験した時は本当に怖かったし苦しかった)

 

 

ここ2~3週間観察して分かったこと。

(何故か)週末に酷い嘔吐が始まる。

始まるともうどんなエサも拒否、なんとか食べてもらおうとあれこれ策を練ってやっと口にしたと思ったら数分で全て吐いてしまうという状況に。

2~3日それが繰り返され、空腹と吐き気で不安定な様子が続くが、ある日突然いつものカリカリをガツガツ食べるようになる。

そして一気に通常に戻る。

 

戻るならいいのでは、と楽観的に考えて嘔吐期間は諦めるしかないかなぁと思ってたのだけど。

 

でもつまり、1週間のうち2~3日は辛い状況に見舞われるという事になる。

回復すると食欲も食事量も便の排泄も通常通りになるのだけど、平均すればやはり摂取する量は確実に減っているので、悲しいことに体重が落ちてきた。

当然だ。

 

 

誰からも「でかすぎる!!」と言わしめるわがままバディ、むっちむちのぽよっぽよのウチの猫。

飼い主的には「骨格から言ってこれくらいの体重は標準だろう!骨太なんだ!!ちょっと肥えてた方が何か病気とかになった時に安心なんだよ!!」て気持ちでいた。

(そもそも肥満で動けないというバカなレベルではないので)

 

なんならぽってりが自慢だった。

実際今この状況で、もしこの勢いで食欲が減退し続けたら、見る間に体力も失くすことだろうし、やはり「ぽってり正解」と思ってる。

 

 

とはいえ、吐く期間も食べられない状況も長く、猫自身も空腹なのに食べられない自分に混乱し不安定になっている様子…

 

「もう病院には行かないからね!!」と啖呵を切ったけど、検査や手術や通院はしないよって言う意味だよそうだ、そうなんだよ…

この吐き気の原因について考えれば、お腹の不調なのか、内臓の異常なのか、血液の異常から来る症状なのか、多分可能性はかなり大きいだろう。

何を調べるのか、どういう検査をするのか、以前よりずっと選択肢が増えて、結果如何での処置の選択肢も膨大になっていくはず。

 

いやいや、まずもう検査はしないのだ。

なので、今は対症療法をお願いしに行くことにしよう。

 

吐き気を止めるための薬を吐いてしまうなら注射だ。

あと私が上手くできないので体温計測してもらって、熱があれば解熱だ。

 

よし。

 

意を決して「もう行かないからね」を反故にする。

猫よ、すまん。

こういうのは想定外というか想定内だ。

食べたいのに食べられないのを何とかする方法はあるかもしんないよ?1回で済ます様にするから許してくれ。

 

 

てことで、先生、私はこんな時の為に私だけでたまに相談に行って状況をお伝えして、診察料と処方をしてもらっていたんだ!

「今さらなんですかー」とか言わないで、優しくしてね!!!

優しくして下さい!!!

 

 

あとで電話して相談はしなきゃ。

 

 

 

ゲーム社会とかネット社会とか(真面目か)

たまにゲームをあからさまに嫌悪する人がいる。

(まあ大抵ネットでそういうのは袋叩きに合っているけど)

 

私もそういう時期があったけど、今は一概にそんな目くじら立てることないなーって思う。

 

「知り合いの家に行ったら、そこの子供がずーっと下向いてiPadでゲームしてるんだよね、熱中してんの。あれなんで親は注意しないのかね」

 

知人が苦々しい口調で言い出した。

 

「いいんじゃないの、ゲームが楽しいなら。ゲームが絶対的に子供に悪い影響があるのかどうか、まずやってない私たちが判断すべきじゃないし、私たちの時代は”テレビっ子”が騒がれたし、遡ればロック音楽とかエレキギターとかもそうでしょ?」

 

なんか知らんけどスラスラと説教みたいな応答をしてしまった。

 

"うわぁ偉そうに言い過ぎた…"
と口から生まれた我が身を呪っていたら、少しの間のあとに

 

「そうか

   (さらなる間)

  なるほど、そうだね」

 

としみじみ頷かれた。

 

あれっ?

あれあれれ?

不愉快になってる?それとも納得した?え?

ああー、あーあーあーーって脳内おろおろの軽いパニックになっている私に

 

「いやそれでね!!あの"うんこドリル"買ってやったの!」

 って。

 

はっ?

 

ああ。あの巷でブームになってアレ?

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あ!?

それを言いたくて、掴みネタが「ゲームdis」でした?

 

 

 

いやー…

 

ゲームせずにドリルしろって、あなたちょっとなんか違くない…?

という違和感は後から襲ってきた。

 

でも口に出たのは

ツイッターでも常日頃から"うんこうんこ"言っている私には《うんこドリル》なんて"後から来たやつがなんやねん"やからな」というクソリプ…。



お分かりいただけるだろう、…私、マウント体質クソリプバリバリコミュ障。

相手を不愉快にしてばかりだ、もうすごいイヤ。

ほんとイヤ。

クソリプ連続で相手の言葉を否定することばかり。

もうっもうっこのクズ!クズがっ!

 

 

 

でもさー… 

親戚やら親の友人やらの集いに参加してる小学生が一緒に楽しく会話に参加出来るとは思えないよ。大人同士がワイワイやってたら何にもおもんくないしやる事もなくない?

 

普通に考えてそこにサラッと参加してくる小学生とか、それはそれでイヤ。「お前なに大人の話に入って来てるんだよw」てなるよ。

私自身も、親戚の家で従兄弟不在時の時はだいたいそれで、漫画を貪り読んでた。

 

そんな時のゲーム上等!ゲームがあったらどんなに良かったろうか!

ゲームなぞ夢中になってなんぼのもんじゃ。

片手間に大人の話に相槌でも打たれたらまたそれで腹立つって。

 

そこに「そんなことしてないで、ほれこの(うんこ)ドリルやりなさい!」て言われてみ?

私がその子供だったら仏頂面または呆け顔で受け取って、一瞬でゲームに視線戻してるわ。

 

 

 

…コミュ障な上にオトナコドモお化けだよ…()

 

 

ゲームになんの興味も抱かずに大人になったのだけど、なんの因果か5年間ほどゲームソフト会社で働いたことがある。2000年、あのY2K問題の辺り(笑)

2000年問題 - Wikipedia

たまたま求人情報と業者問わずの希望職種と合ったというだけ。

最後の方は事務以外の仕事、出来ることはなんでもするしかなかった(電卓叩いたり請求書作ったりする仕事のはずだった)。面白いことしんどいこと色々あったけど、社内でユーザーサポートやバグ確認のためにゲームをする事態になっていたり…えー

 

 

会社が縮小していく状況において、ゲームに夢中になる仕事をさせてもらえたのはラッキーだったと思う。

その頃ちょうど色々あって心を病んでたしなおさら。

 

 

初めてのゲームショウで戦慄したのが、押し寄せる子供オタクの波。

「未来の子供がこれでは日本終わる」

「これはダメなのでは」

と本当に震えながら異様な光景を見ていた。

皆メガネを掛けていて、なりふり構わず好みのブースに突撃していく。人とぶつかっても気にしない、周りが見えない。でも喧嘩が起こるわけでもない…

心も体も何もかもがゲームへ一直線。

 

私自身が初めて体験する光景と雰囲気、熱に圧倒されて恐怖が湧いたってことですけども。

 

自分はもう子供じゃないし、このまま親になることもないから、多分そう思ったのかも?興味がないから知らなくて、ただ自分の思い描く子供像からかけ離れてて戦慄しただけなんだなと思う。

 

 

まぁもう一回見てもやっぱり怖いと思うと思うけども← 

 

業界自体はあの頃からかなり変化を続けてる。

あの時の制作系の同僚は転職を繰り返しつつ苦労しつつ偉くなり、まだあの中にいる。あの突撃メガネっ子集団の誰かは今、その業界で働いているかもしれない。元同僚が上司かもしれないよね…

 

 

 

もちろん、昨今のスマホゲームが原因の交通事故とかは痛ましい。

「完全に使う方の落ち度。ゲーム元凶とかクソ。」というのも分かるけど、10:0ではないでしょ?とも思う。依存性とか中毒性っていうのは制作側からも遊ぶ側からも感じてたし、1時間が5分程度に感じる"ゲームの異常さ"は結構危うい。

 

 

ま、私は今そんな感じでツイッターしてますけどね。Youtubeでもそんな感じですし、猫の寝顔眺めるのも近い感じです。

大丈夫、ちゃんと仕事してるし…

嘘!眠れてない!

ダメ!!!

 

 

大人が自制心を持たずに扱って

自らの日常生活に支障が出るだけじゃなく、「誰かの命を脅かす」のはゲームに限ったことじゃない。

 

  

 

そんなこんな今夜も眠れないまま深夜になってるリア充ばくh

映画「光」

なかなかどうして。

 

中途失聴によって情報が視界だけになり精神のバランスまでも失ってしまっている私の母と、映画の中でカメラマンが視力を失っていく過程に色々と重ねずにはおれず、映画の半ばで盲と聾がごっちゃになってしまいました。

 

端的に言ってこれは作り話で、視力を取り戻す話ではないけれど、人間の強さとか生きるチカラとか、そう言う、なんと言うか「後ろ向きではない」感じの作品でした。

その辺り、劇中でも揉めてましたけど。

youtu.be

 

多分多くの鑑賞者が流す涙には同情や感動からと思うけれど、私は明日会社を休んで件の母に向き合わねばならない。

2度と作り直すことも、簡単な修理すら出来ない歯車の破損をただ見に行くだけの…そんな現実がそこにあるのです、私には。

 

いや、考えると主人公もそうでした。でも私が重ねたのは主人公ではないんですね、なんでかな…

 

 

てことで、バイアスがかかりまくってなかなか消化出来ないまま頻脈と戦う2時間弱でした。

複雑ではないけれど、実感のない方にはどんな風に心に残るのでしょうか。

 

 

非常に「音」を大きく捉えて発してくる、耳が忙しい作りの前半。

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対して、後半は「全盲」(正確には違いそうだけど)になった後の「光」が強く画面に押し出されて来る作りでした。

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モノの輪郭すら失うその瞬間に主人公は居合わせます。衝撃に絶望に震えるカメラマンをただ見ているしかない。

 

 

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美しい夕陽の光を浴びて、全身でそれを感じるふたり。

 

 

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夕陽の中で彼はそれまで自分の心臓だとしてきたカメラを投げ捨てます。そしてこれまでの作品やフィルムを光の中に溶かします。 

 

 

とても明確な舞台転換みたいな感じでした。

(演劇は疎いんですけど)

 

音声ガイド制作の主人公は荒々しく不躾で、感情的なのは若さなのか、あからさまに描かれる全てが痛くて辛いです。

まあ物語が進むにつれて変化がありますし、ていうかそれが物語でした!!

 

視覚障害者に対して人間として、どんな向き合い方があるのか実際よく分からないし、双方の人生経験や様々なことに影響をされるものでしょう。

 

それはどんな人間関係にも当てはまるのですけど。

 

言葉にするのは容易いか難儀か。

今の私には後者です。

 

 

 

 

たまにチラチラ見かけた女優の神野三鈴さんがやはり好き。顔も声もどストライクです。

印象深いのにあまり露出の記憶がないのは、多分舞台でご活躍されてたせいかと推察。

近年はそういう方がテレビに出て「遅咲き」と称されるのを苦々しく思う界隈の方々のお話をチラッとツイッターで見ていたので。

ググれば解決。簡単ですね!

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今季テレビドラマ「小さな巨人」に出演されていて、ああこの方やはり好きだなぁと再確認。

柔らかくてころころと喉が鳴るような声、顔立ち、飾らぬ佇まい。

同性同年代に「憧れ」を見出せる、この歳になるとなかなか嬉しいものです(笑)

 

藤竜也さんの若い頃は硬派でロックな尖った印象で、私はむしろ怖いと感じてました。

どんどん味わい深く振り幅も広く、作品ごとにハッとさせられる様になりました。

これも自分が老いたから、いえいえ同時進行でみな平等に老いているからです。

赤子も「成長」と称しますが齢を重ねてる訳ですし(屁理屈)。

 

 

ラストに希林さんの声を聴いて「めちゃくちゃ落ち着いたわああああああ」って、友達と笑い合いました。

「なんでも希林さん持ってくるのはズルくないか?」という話で。

 

いやー…

なんかこう、全部解決!みたいな気分になるくらい落ち着いた!

 

ややや!そんな簡単と違いますよ(笑)

 

どんな人間にも老いがあり、障害もその中に内包されます。

「生きたいのか死にたいのか、生きるのか死ぬのか、曖昧になっていく」

 

そうです。

まあまあそんな感じ。(ざっくり)

 

 

 

 

はーしんど。寝よう。

 

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星野源のANNでとうとう聴いてしまった、私の長岡亮介の話し声の生々しい柔らかさに悶絶する

最近、私をかどわかした友人の妄想癖が、私に移行してきてどんどん悪化していると思う。

「私の長岡」と抵抗なく言えるようになってしまった。

(ちなみに友人はついこないだまで「ウチの源が」という家内設定を押し通していた。どうかしている。)

 

 

昨夜も相変わらずぼんやりとしている間に日付を超えてしまった。

以前は深夜までツイッターとかインスタグラムをうろうろしてYoutubeで寝落ちとかだったのに、最近は何もしてないのに無為にTime has gone。(なんとなく英語が出て来たYO)

 

歳かな。(病気では)

 

オールナイトニッポンとか、高校生の頃聞いたわーー

ラジオ好きな源ちゃんとはいえ、おばさん深夜ラジオとかムリだわーー…

 

老いた方が夜に目が冴えてる、私!!?

(何故かブルゾンちえみの声で)

 

てことで、昨夜聴けた。

たまたま星野源アカウントでツイートされた番宣に「私の長岡が登場」て見つけたんだ!(ツイッタァ見てたな…)

深夜1時20分に!!

踊るようにiPadを叩き割り、radiko起動!

 

間に合ったわぁぁぁ。

私の長岡の声、話し声、初めて聞いた。

♪忘るまじ 歌ってるのんボイスチェンジャーやん。

 

案外と柔いんですの。

もうちょっと悪くてもいいんですのに。

優しさが溢れてます…

 

尚、その優しさ成分満載の声で寝落ち。

 

多分、私は好きな分野でも界隈の情報に疎いというか、流行とズレていることが多いので、星野源にも私の長岡にもものすごく遅い時点で着火している。

bionic-giko.hatenablog.jp

これを5月6日にアップしているのがその証拠です。

 

一方かどわかし友人はやや、いや結構早い。

早すぎて頂点を極める前に失速していく人たちにも目をつける。伸びていくと共に別のところで新しい青い芽を探している…

いわゆる下北でチケットを売っていたサブカル女子(よく知らないんだけどw)をOLになっても延々と青田買いを続ける女史だ。

(多分、現在チケットを売っているというのはないはず(と信じたい))

 

彼女の早くて深い、ターミネーター並みの探索力(彼女曰く「私FBIだからさ」)は私にはなくて、たま~にふと耳や目に入ってきたものに反応した時、たまたまのそれが私の種火。

そこにだれかが風を入れるか、自分で燃料探しに行くか、方法は様々だけれど一度着火すると私はしつっこく薪を入れる。

 

遅かった気付きを燃やすため

日常のせつなみくるしみかなしみを燃やすため

 

画像を今日もググって

萌え転がってしr

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ちょ、平井堅がまざっとるy

映画「美女と野獣」

「観てみよう」ってなる私を少しは褒めてもいいのでは…(笑)

 

観た!!!!

結構前からラジオから聞こえてくるアリアナ・グランデの声に驚嘆してたから!おおお彼女があの有名なテーマソングを歌うのかと。もちろん今は動画でいくらでも聴けるけど”劇場で聴いてくっか”、くらいいいじゃないのっ!

 

アニメ版は誰?

観てないけど結構すごい人が歌ってるはず、ていうかピーボ・ブライソンが好きだからiTunesにも入ってるけど、これはディズニーなのでだな…()

セリーヌ・ディオンだった…!!*1

 

 youtu.be.

動いてない動画w(91年だもの…)

 

いきなりナレーション

「なぜ王子が野獣になったか」について語られます。この調子で2時間ならいいなって、そんな訳ない

映像には、なんかとにかくすごい狂気を感じます。魔女の登場、王子の素顔がマスクのような化粧で(ペプシCMのキジが浮かんだ)ハッキリと分からない…うううん焦らすのぅ。

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Youtube.実際こんなもんでなくて全然顔の作り分かりません。

 

いきなり歌いあげるやつでなくて良かったと思いきや、宴に歌は不可欠でした…
 

話題のエマ・ワトソン登場シーン
ここからは完全に歌が物語になってるやつ。おおぅ来たぁ…。動画は有名なので割愛。

英語の歌詞と台詞でベルがひたすら歩き回り、挨拶だけは

「ボンジュール!」

「ボンジュール!ボンジュール!!」

連呼。

「え、ここ何処…?」と取り残される私。

 

字幕はひたすら

「ベルは美人!でも変わり者!美人だけど人と違う!違うよ!」「おはようおはよう!ご機嫌いかが!」

「ご機嫌いかがワンツースリー(違)」

 

場所もわからなくて大騒ぎで…もうほぼ迷子。

私、劇場で迷子。

 

そしてそのシーンのしつこさたるや(主観です)。詳細一切ないのに長い、長すぎます。まだ聞かなければだめですか?もう新しい情報がなさそうですよね?ていう待ち状態…。

のどかで平和で(閉鎖的な)田舎で、賑わう何処かの村にベルが村人から陰口を言われながら暮らしています。

一文で伝わる場面でした。

陰口。魔女がどうとかじゃなくて「陰口」なの。社会的な闇がとても明るく歌われて困惑。

 

全然素性が分からないガストン登場

あんまり唐突で空気を読めないタイプの筋肉イケメソに圧倒されつつ、素行が悪すぎて無駄に明るすぎて”DQN”という3文字が脳内に… 

ガストンのボーイフレンド?のフラウ?(みたいな名前。あとで調べるから待ってw)

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フリー素材(これじゃない)

 

かなりキャラ立ちしてるので、良いのか悪いのか飽きなかったです。こいつ何や、何してくれるんやろか、という淡い期待までしてました。

ル・フウだって!      フラウでやや合ってた

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公式Instagram

いいよねぇw

 

ここまでで結構な人種のるつぼ

貴族階級から何が生業か分からないけど笑って暮らす村人、隅から隅まで白人黒人、更にはいわゆるLGBTまでカオスのキャスティング。(尚東洋人は今回は見かけていません。) 

原作(ある?)はどうだったんでしょう?*2

ディズニーって大体白人しか出てこないって割と非難されてた印象です。「ターザン」の時が最も叩かれてた様な。昨今の世の中の流れを察知してこれ見よがしに看板掲げたのでは?なんていう話、ディズニーっぽいですよね(笑)

なんか、エマ・ワトソンが怒り出しそうですがw

 

どうやら

「むかしむかしあるところに~」というのに対して

「いつ?どこよ!!」

「それでそれ誰よ?」

て言う思考になること自体、どうもおとぎ話を素直にそのまま鑑賞できない人間なんだなぁと。

 「ガストンてそもそも何してる人?」

この時点で私、もう観る資格がないんでしょう?(下調べしろや)

 

ベルが食卓で、ポットや燭台や時計とかが歌い踊りまくるのを笑顔で眺めているシーン

これってエマ・ワトソンはなんもない空(くう)を見て演技してるんですよね。うわぁなんか辛い。そう思うと辛い。周囲にはカメラスタッフやCGスタッフ、とにかく現場作業員が素面でいるワケですよね…

きっつーー

ラスベガスのショーとか思い浮かべてたのかなぁ…(棒

 

そんな私にも感情移入してとうとう涙腺バカを発動するシーンががが!

youtu.be

日本語バージョンは今をときめく山崎育三郎君。歌詞は彼の名前と「ひそかな夢」で探せます。

ベルを失う恐怖に震えながら、野獣が気持ちを強く持とうと塔を登って行く時です。

出逢ってから既に確実に芽生えた信頼や愛よりも、彼女の気持ちに心を寄せ、城から出すのです。

彼女を失えば自分の本来の姿どころか、存在そのものを、すべてを失うことになるのです。辛くて恐ろしくてたまらない気持ちになります。

 

うわああ。ちゃんと泣いた!私ミュージカルで泣いた!

 

で、ここが私のマックスっす。

 

野獣がガストンに銃撃されて倒れるシーン

ずーーっと気になっていたことが発覚します。

野獣(王子)の名前がわかりません!!

ベルが必死に野獣にすがりついて「逝かないで」といいつつ、その後名前を…呼べ…

ああまどろっこしい!!

名前を呼べ!!!

 

まさか、やっぱり誰も野獣(王子)の本当の名前を知らない…の?

 

 

長くなってしまったので尻すぼみに。

もうどうしても記憶しておきたい場面を記録です。以前、ビートたけしが「美女と野獣」のダンスシーンについて何かで語っていたのが印象的でした。

『アニメだからあんなカットが作れるんだよ。レンズじゃあんなの絶対できないもん。ディズニーはだからずるいよ、あれはすごい。カメラ回してあれが撮れるかって、絶対できないんだよ』

記憶ではこんな感じ。その時の映像も流れて「なるほど~」と。

天井から踊る2人の姿を追うように、室内の全体を捉えます。テレビ画面にも奥行や広さがリアルに伝わってきました。優雅かつのびのびとした動き、広間に充満したきらめく空気が伝わる描写です。

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ということでせっせとYoutubeからスクショしました。動きの中の一瞬のひとコマを選ぶのは難しいです。流れるシーンとして魅せるものなのだけど、動画をカットする作業を面倒がりました。

 

実写でそれがどのくらい再現されるのかを確認したかったのが今回の鑑賞の目的のひとつでした。観ていて「ないなー」と思いました。

3Dではなかったのでもしかしたら?どうなのでしょうか?(1800円の価値とは…)

 

 アニメ版:実写版 をいくつか掲載しておきますね。(自己満足)

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これはなかなか近いですよね。本当はアニメ版の最初のカット、シャンデリアから踊る2人にピントをあてつつぐるりと部屋全体を見渡すシーンが最高なのですが。

 

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動きのあるのが撮れたのでついで。

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なんやかんや、CGだからすごいっすね。キラッキラ。

アニメと比べるまでもないですね… 

忘れてた、エマ・ワトソンの歌声についてあn

 

(結局言いたいことは山ほどあった……ごにょごにょ

*1:91年のアニメだから、これでわっと名が知れたのでは。80年代にたまたま行った日本のFM局主催ライブに、デヴィッド・フォスターが「これから期待してるアーチスト連れてきた!(バックアップしてるぜよろしくな!)」て紹介してたのです。偶然行ってたのですがほんと、腰抜かすくらい素晴らしい歌声でした…

セリーヌ・ディオン - Wikipedia

*2:…ありました。フランスのお話なんですね。ヴィルヌーヴって名前だけは聞いたことあるかも。ルフウについてはwikiでは追えないです。とりあえず、今作についてロシアではゲイをアピールするものとして16禁になってるそうで。プーチンさんのゲイへの憎悪が止まらんw

『美女と野獣』ロシアで16禁指定に エマ・ワトソンは「曖昧さ、私は大好き」

ていうか、フランスのお話なのに、アメリカ人バリバリで作ったからこんなカオスなベルのシーンになったわけか。…なんだろう、苦笑いが…。

美女と野獣 - Wikipedia