ぎこ記

映画や音楽多め。あとどーでもいいひとりごち

ブログと人生(というほど大仰な話でもないけども)

このブログにはほぼ音楽と映画について書いていた。しかし映画1本で如きであまりにいろんなことを思うのでなかなかブログがまとまらず、下書きのまま保存して発酵が進んでしまうものがどんどん積まれて行っている。記憶が記憶を呼び、感情が感情を掻き立てて、自分の文章力では全然まとめられないのだ。

 

映画鑑賞は楽しみとストレス発散なのでそんな熱心に感想を書き上げなくても良さそうかもしれないけど、最近は特に加齢のおかげで脳の記憶野の劣化が加速していて、なんか残しとかないとっていうもしかして無意味かもしれない焦燥感でいっぱいなのだ。

 

まずFilmarksアプリを導入し、若いころに観たものも含めて「観た」だけチェック。一応片っ端から浮かんだものをググって公開時期と記憶を照らし合わせて鑑賞した年くらいまでは入れる。

その頃の自分がなぜそれを観たのか、どんな自分だったのか、作品の内容とリンクできればそうしてレビューとして文字も入れる。

 

これだとブログほど自分の感情を混乱させないので、作業として淡々とこなせる。

配信カルチャーの享受してくれる、人間の記憶や老化を支えてくれるものとしてありがたく利用させてもらおう。

 

こんな感じで、めでたくも老化加速装置を身に付けたことを実感しているわけだ。

そして若さだけでなく確実に物理的に失うものもあって、ここ半年足らずの間に両親を見送った。

それは蔓延する未知の感染症ではなく、老人となった彼らがごく自然に迎えた終焉だった。しかし母については本人はじめ周囲も驚かざるを得ないほどに急なことだったので、さまざま厄介ごとをこなしていたものの、未だに気持ちの整理ができないままでいる。

少しずつ文字にしてみようかと思っている。

自分にも大きな変化を迎えようと準備をしていたところの母の急逝であったが、決意はもちろん、すでに歩みも始めた。

 

書き散らかしつつ自分の気持ちを整理していこうかなと思う。