ぎこ記

映画や音楽多め。あとどーでもいいひとりごち

何もかも軽い気持ちのせい。まさかのボルダリングやったった!!

ちょっとね

スラックライン」をやりたいなと。

海外スキー場リフト事故で宙づりになって命の危機に陥った友人を、スラックラインをやってた人がワイヤーをつたって助けたというニュースを見まして。

ほんとに、ほんとーに!!軽い気持ちで「ちょっとスラックラインやって来るわ」と呟いてしまったわけです。

そしたらどう検索してらっしゃるのかその手の方がフォローしてくるわけですよ。どう見てもこう、運動に興味なさげなアカウントなんですけどね、私。

 

なんか気になるじゃないですか。ついつい「スラックラインてどんなん?」てググったとこから始まった話で。

ほんとちょっとやってみたかっただけなの。

 

 

子供の頃って浮かれてるし身軽だし死ぬかもしれない予測もなく生きてたから、どこでもひょいひょい登ったり走ったり落ちたりコケたりしてたでしょ?

「ねん挫した」「ぐねった」「膝打った」「擦り剝けた」とか親に何万回言ったかしれん。

えっ?…みんな違うの?

 

いや、つい最近までよく転んでいたので性格なんだろうけど。落ち着きないとかせわしないとか…

 

働き始めるとそうそう身体を動かすこともなくなるし、当たり前になんかぶよぶよし始めて更には肩が凝るとか、あらゆることで疲労と脂肪が蓄積して、うっかり身体を動かそう!ってジムなんか行ったらこれまた限界が分からず寝込んだりしちゃって…

本当に身の程をいい加減知ろうよ?て思いつつ、知ってるつもりなのについついっていう人生。

 

それでたまたま同様な感じで友人がうっかりジム通いを始めてやけに熱心なって、今まで「美味しいものへの追求」以外に彼女に情熱を感じたことがなかったのに一体どうしたのだと薄目で眺めていたところだったもので、

軽い気持ちで「私も身体を動かしたいなー」と。

そしてやっとスラックラインの話になるのだけど、ちょっと話を振ってみたらこれがまたどうしたことか「やってみようよ」と彼女が応じてきたヨ。

マジか。

 

喉の不調もあったし少し話を寝かせていたのだけど、スラックラインが出来る場所などは調べてて2人の行動エリアに発見。

問い合わせたら入会金も要らないし1日2000円ちょっとで何時間利用しても良いという「ボルダリングのジム」だった…

 

あれ?!ボルダリング??!

…そ、それって、崖登るやつ?

ほら、イモトとかのアレっぽいやつ…だよね?

いやいや、やらないやらない!

ドクター・ストレンジ」にはまだ(まだ?)ならないし、山とか崖とか行かない。全然行きたくない。

 

でもスラックラインもあるよって言うし「1本しか張ってないし低いからすぐ飽きちゃうと思うけどそれでもいいならどうぞ、せっかくだから登る体験もしてみて下さい」とのお話。

 

これをくだんの友人に絶対乗ってこない前提で話したら

「いいじゃん、やろうよ」

 

…は?

どうしちゃったのTちゃん!!

そんな人じゃなかったじゃん!!

 

「ほんと、ちょっとスラックラインやって飽きたらすぐSPAね。SPAで全身全霊を癒そうよね」

というのがほぼ目的だったはずなんだけど。

当日12時位に到着、出たのが16時とかでした。

だってTちゃんがやめないんだ。諦めないんだよ。

ちょっと休んでは「もう一回やってくる」って延々やるんだ…一生懸命に登っては落ちるんだよ。

(なんか知らんけど頭打ってたよね)

(あ、私は軽い事故的落下でケツにでかい痣が出来てるけど)

 

マジか。MJK。友よ。

いつからそんな人間になったんだ!!?

 

最寄駅からジムにはタクシーで乗り付けた我々、腐りきった大人ね。

あれ一番乗り?そんな張り切ったつもりないけどおかしいな…?

丁寧に案内をしてもらって利用料を支払い「自己責任契約書」にサイン。

着替えが終わったら有無を言わせずボルダリングの体験指導開始。

 

…ん?

「はい、それじゃどっちからやってみますか?」

「え、はい、じゃあ、はい、私が…」

あれっ?

つかもうなんかもう、バカと煙の仲間なので登りたくて堪らなくなってたんだ、私。

 

同じ印の着いた石に手を掛けて登るのが(ジムの)ルール。

印の色や形でコースの難易度が違う。

印の位置を確認してからスタート「S」の印の付いた石に両手を置いて、

両足をそれぞれ自分で選んだ石に乗せて、

地上から体が離れたら開始!

確認した石をたどりながらゴール「G」の石を目指して登る!

 

これ最初で85度だったかな?まあ垂直90度までなら簡単。

何も考えないでヒョイヒョイョイ。楽しい。登り切ったら浮かれちゃう。

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多分地上3m程度。マットが分厚いし身長を考えたら実際に手足を動かすのは2mもないかな?

でも考えず登ってるとすぐに指先や腕への負担がのしかかってくる。

2回戦でクゥゥゥ!!!

そこへオーナーさんから「スクワットの動きを意識してみましょう」のアドバイス

なるほど腕力で身体を持ち上げることは可能だけど、あえて下半身を使うように意識する。

 

足を乗せる石の位置と力を入れるタイミング、腕を伸ばすタイミングを合わせるようにしていく。

これ結構難しい。

でもこれを覚えないと絶対に先のコースには進めないっていうのが分かるのだ。

 

画像登ってる壁の横は105度。手前に倒れてきてる。

当然両手両足を石に乗せた途端に、全自重がほぼ手に掛かってくる。手は石を掴むのではなく引っ掛けてるだけ。

さて、どこに体重を任せてどの腕を自由にして次の石に移動させる?

さて?

さて?

考えている間に両手の指と腕が悲鳴を上げ始める。

 

手を乗せる石は決まっているので足を無造作に乗せてしまいがちなのだけど、次の場所を考えて足を安定させて置くと余裕が出来る。

手を休めることも覚える。

 

105度まではトライアルアンドエラーの末、何度か登頂可能という結果に。

勿論初級者のコース(笑)

 

てことで4時間休み休みやっててもまだまだ序の口だった!!!

もうなにこれすごい楽しい!!!!

 

おまけ。

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こちら記念に撮影した130度の壁です。もがく何か。

しがみつくサルまたはうにょうにょするナマケモノ

 

とりあえず、また行こうねって勇者Tちゃんと約束したった!!

 

 

 

ちなみにスラックラインてなんぞ?

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これ。幅広テープね。

自信あったのに難しかった。かなりの集中力でやっと渡り切った4m。

上下のびよんびよんは想定内。

テープの左右の捻れに苦戦した…!!

自信あったのに簡単にできないと結構イラッとするもので…