ぎこ記

映画や音楽多め。あとどーでもいいひとりごち

映画「ヘレディタリー/継承」

これを観た洋画ホラー好きの方ならほぼ同じ気持ちになると思う。至上最恐ってこたない…。ただ地獄や悪魔が恐ろしい強い信仰心のある人たちには眠れないくらい怖いだろうっていう種類。

脅かし演出が過剰でなくてしかも物語があって良作だった。いつもなら座席で50cmジャンプとか薄眼とか視界からスクリーンを半分外すとかするけど、せいぜい5cm程度のジャンプ1回(2回?)だった。

 

13歳の妹の異形感、これも自分が東洋人だからこその感覚なのかなぁ?

こんなかあいらしい女優さんやったんやな。アングルとか、ちょっと目の下に特殊メイクしてるのかな。それとも完全な演技なのか…謎。(「コリッ」ていう舌を鳴らす音。あれって子供の時に大人がイライラするほどやってたと思うけど、こんな怖いっけ?てなるよ、この妹の場合。)

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兄ちゃん役は、最初「冴えんなぁ」と思ってたのにだんだん魅力的になってくる不思議。ラストシーンの美しさなんて「えっ」てなる。演技か。いやもうこれ二人とも演技か!!

 

 

なんとなく中盤を過ぎても「ハッピーエンドにならないかなぁ…なるといいなぁ…」と…。ホラーを観る者として間違えてた、私。

親子や家族のちょっとしたすれ違い、諍い、負の感情、そして病的な要素はありふれた話だ。それが増幅していくのを観ていたら辛くなるものだし、難しいからこそ「大団円を迎えてくれ」と願うのって結構普通な気持ちな気もする。まあホラーだからそれはないんですけども。

喧嘩とか反抗期とかヒステリーとか更年期とか。それでも家族はなんとなく円を描く様になってて、だけどなかなか上手くいかなくて心が折れたりはする。私だって大人になっても親子関係で頭を抱えてる。そういうのがテーマのほのぼの家族映画とか邦画にもごっそりある。そんな気分でうっかり「せめてハッピーエンドに」て思ってしまったのだな。まぁホラーだからそれは…なんですけども。

 

人生のささいな闇やほころび。その元凶がさまざまな伏線を繋いで明らかになって行く過程は絶望感満載。「そんなことするなよー」「そんなこと言うなよー」「なんでそんな態度なんだよー」の連続。お母さんもだいーぶおかしいし。なに考えたらそんなん作る気になるねん…て眉間に皺が寄るか、または背筋を震えさす。

私が5cmジャンプした最初の衝撃で、絶対に大団円なんかあり得ないって簡単に想像出来る、実際。あとはぐわんぐわんしつつただひたすら緊迫して身体を固くするのみ。

 

グダグダ書いてしまったけどアメリカ的というか実に宗教的であって、それが「信仰ある人には怖いだろな」と思うところ。私自身は神も仏も特に強く信心がないので、ショッキングシーンには興奮しつつ、徐々に「あれこれもしや?」って宗教的恐怖に気付いて「あ、そうか」と納得感を得た。恐怖の種類って様々だなぁとあらためて思わせてもらった。

 

大橋トリオライブ「ohashiTrio & THE PRETAPORTERS YEAR END PARTY LIVE 2018」…私に向かって歌ってたぁ

12月14日。

11月から2週ごとにスキマ(横浜アリーナ)、林檎(さいたまアリーナ)、そして大橋トリオで今年の締めとなった。

 

三軒茶屋にある昭和女子大人見記念講堂で行われたライブ。

この会場はライブ情報でよく見かけたのに縁がなかった。多くのアーチストが使用するのだからきっと音響が良いのだろうなと思ってた。期待いっぱいで(浮かれて電車反対に乗って危ないところだった)向かった。

こじんまりとしたホールで歴史を感じさせる佇まい。校門からキャンパス内を歩く道もいかにもな穏やかさで心が和む。ただ入ってみるとやっぱり古い作りなのは否めない。座席の並びは縦の勾配が緩く、横は互い違いになっていないため前の席の人の頭が被ってしまう*1

それにしてもステージの近さは文句なし。ホールの良さはやはりこれだ。

 

アリーナのパワーボーカル2人の後の、大橋トリオinホールはもうなんていうか天国だった。いや前の2つも十分天国だったんだけど、なんだろまた別なのかな?涅槃かな?

スキマは突き上げてくるような

林檎はたたきつけてくるような

しかしてトリオは

鳥や風の声と共に森の中の空気に溶けて光差す空に向かって蒸発するような…

これは、精神の解放…?


とにかく良かった…良い、本当にとにかく良い。もうなんかほんと素晴らしい。気持ちいい。たまらない、悲しくないのに涙が出てしまう。

まあたいてい泣いてるけど。(隣のお嬢さんも泣いてましたし。)

彼の歌声は楽器の音と一緒になって注いできて、広がる光の中に放出されてしまう。哀しさとか愛しさとか苦しさをみんな綯い交ぜにして絡め取ってふわふわとした優しい音楽にしてモルヒネにしてまた染み込んできて涙に蒸留して揮発して…

えっと、誰か化学式書いて?

これ多分、いわゆる語彙力が試されているが自分にそんなものがないことを実感する。

 

いつもの様に(あ、ライブ2回目なんだけど)、マイク1本にみんなが集まってトリオさんの勝手なリードに合わせて歌うのも楽しいし、気のおけない音楽好きと一緒に好き勝手に楽しむ雰囲気が、見ているこちらもたまらなく楽しい。その輪に入ってしまってるような、仲間外れにされて指をくわえて見てるような楽しい気分がじわじわ。ほんとに楽しい。

今回1階の前方エリア中央の席で、こじんまりとしたホールのその位置なので、素顔が分かったイケメン確定。

中央席。ほぼ中央。多分完全に中央(感覚)。つまり舞台中央に立つトリオさんの一直線上に私はいるわけ。視線が私に向いてる様にしか見えない、つまり私に向かって歌ってるわけ。

 

たまらん。ああたまらん。

 

あとピアノの鍵盤をなぞるトリオさんの手も見える。

たまらん

たまらんたまらんたまらん


以上、ほぼ実感できない我が語彙力を目一杯使って書いた。
はははは

 

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余韻に浸ってたら、オルゴール付きのクリスマスカードが届きました。

おしゃれだよね~

*1:しかも残念なことに真ん前は首を振る人、その横は「お前はMsisiaか」って突っ込みたくなる被り物で頭でっかくしてるどうかした人だった。映画もライブも狭い空間に押し込まれるんだからなんかしら考えてきて欲しいよね…歌に合わせて首振っちゃうのは仕方ないとしても…ブツブツ

映画「SPLIT」などアマゾンプライム視聴映画で~備忘録的⑤

「SPLIT」

これめちゃめちゃに面白かったです。アマプラ、ちょっと離れてたんだけどこれ一気に観れちゃったもんでまたあれこれ探ってます。

精神疾患的な話って好きなんですけど、もちろんこれは本当にビリー・ミリガンが元ネタなんでしょ?ていう多重人格者が主人公。男女子供合わせて23人。そのままやないかーい!て思いつつ、相当な犯罪臭ぷんぷんのサスペンスとジェームズ・マカヴォイの演じ分け、人格が変わる瞬間の細かい部分も含めてあんまりすごいんものでビリー・ミリガンすッ飛びました。

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こうやって並べると全部マカヴォイ(うん)

主人公が、攫われる少女なのかマカヴォイ演じる多重人格者なのかっていう感じです。どっちでもいいし、とにかく本当に面白かった…。ラストにブルース・ウィルスが…

ん?てことは前編があるの?または続編?て思ったらどっちもあって続編がそろそろ公開になるそうじゃないですか!マジで全然スルーしとった!!!

しかしその続編の邦題がひどい(爆笑)。「ミスター・ガラス」。昭和の歌謡曲か。客をバカにしてるんか。原題まま「GLASS」じゃだめなのか。あ?

まあ置いておくけどさ…ブツブツ…*1

とにかく「アンブレイカブル」観たいんだけどー?アマプラまだかなーまだかなーーーーぁぁぁあ??

 

 

そこのみにて光輝く」 

全然興味なかったのだけど、名作って聞いてたしちょっと観とく?てことで。

思いの外良かった。序盤は思っていたより更に入り込めなかったけど、中盤からもうむっちゃ息苦しくなるほどのめり込んでた…絶望なのか光なのか分からない夕暮れの光の中でエンディング。底辺までは行かないけどドロップアウトとの狭間で生きるって、怖い世界なのだ、私。

暗い顔して何考えてるか分からなくて、急に暴力的になるタイプの人たちの話って苦手で。綾野剛菅田将暉火野正平高橋克也…この面々よ。もちろん内面をどう描くかが大切なんだけど、やっぱりしんどい。

 

 

「スノーデン」

もうね、ジョセフ・ゴードン・レヴィットが好きすぎてですね。シアターで観ようか散々迷って観てなかったんです。うん。正解。

あの事件は本当にセンセーショナルだったし、空港の人(「ターミナル」っていうトムハンクスの映画あったやん?観てないけど。空港から出られんようなった人の話)みたいなってたスノーデンさんて一体あの後どうなったっけな…?て思い返したら全然記憶になかった…。

物語として描いたり、事件をドキュメントしていたり、話が過去現在を行き来する撮り方が苦手なのでどっちにも入り込みにくかった。(ラストに本人映像あって急に「お?」てなった。)

オリバー・ストーン監督の"問題提起的映画"って実はほとんど観てないな。戦争映画避けてるしな。調べたけど「JFK」くらいしか記憶がない。(ちょっとマイケル・ムーアとごっちゃなってたwあっちも2本くらいしか観てないけど)

今、突如中国の大手携帯会社上層部を拘束したアメリカの話がちょっと騒がれてるけど、アメリカも中国も、日本の沖縄基地問題とか見てても、もうお国のやることなんざなにひとつ信用できないっすよね。(私の頭が悪い問題)

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こっちが本物スノーデンさん

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まだ公式ツイッターあった

 

 

「隣人は静かに笑う」

20年も前だし知ってる人誰もいないのに観たら結構面白くてこれも一気に。

まだるっこしいくだりがほぼなくって話がどんどん進む。まだるっこしいって言えば、亡くなった奥さんのFBI同僚(相棒?)がそんな?そんなピンと来ない?FBIてそんな?みたいなるボケっぷりで半笑いとイライラが混然一体ってくらいかな。

バッドエンドで「えー!」ってなる。アメリカ映画なのに!!えええ!

でも暇つぶしで観て損なし。(特に暇ではないけども)

 

 

「ハウンター」

まぁまぁ上手いこと出来てたけどなかなかピンと来なかった。タイムリープと死者の世界との往来・交信がごっちゃ。もう1回くらい観るともうちょっと理解できるかもしんない。(私の頭の悪い問題)

 

 

「ウィッチ」

魔女裁判雰囲気映画?…雰囲気映画…?史実や当時の信仰の雰囲気などを忠実に再現した作品だそうだけど、特に何も分からない結末。しかもサントラでやたら脅かしてくるんだけどうるさい…。

これも予告編で惹かれてシアター行こうか迷ってやめたの正解。多分シアターなら寝てた。

何に惹かれたかって、主人公の少女の不思議な魅力。さっき「SPLIT」振り返ってて気付いたらこの子であった!!!おおおお!独特のお顔。んーー美女!ていうんではないけど、かわええんすよ。どなたかが「ビヨーク系」て仰ってて納得。別にビヨークが好きなこともないけど←

 

youtu.be

金髪と白い肌が成熟前の儚げに輝く幼さと妖艶さ両方を引きたてて不思議な魅力…。

で、「SPLIT」に戻って探した。こっちはブラウンの髪でもうすっかり大人の女性の魅力。(だけどまだ高校生なのが西洋人!!)

youtu.be

 

 

 

なんか?なんか忘れてる?

って

ああああ11月に「ジェーン・ドゥの解剖」を観てすっっっごい楽しかった(語弊)のに、下書き途中のまんまだったあああ!!!あとで必ずUPしとこ。

 

*1:考えてたら発狂しそう。 「アンブレイカブル」「SPLIT」「ミスター・ガラス」。 この3作の邦題のバラバラさに映画広告業界?プロモーターの頭の中がどうなってるのか謎

香り

 

何年も前のことだ。

友人がくれたミントのリフレッシュアロマオイルがすごーく気に入って、すぐに無くなってしまいそうでネットで必死に探したのだ。その時点で様々なモールでほぼ取扱いなしだったのをどうにか3本確保。その内1本は別の友人にプレゼントにした。それくらい気に入っているオイルがある。

しかし何年経ったんだろう、実はまだ使い切っていない、無くなるのが辛くて…。

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↑デスクに貼ってあるイルカの写真と。すんごくでっかく見えるけど(笑)全長7.5cmほどの小さなガラス瓶

 

このオイル、キャップの中は直径7~8mmのロールオンタイプで、首の横、耳の裏辺りのリンパやツボに押し当てながら塗るとめっちゃ気持ちがいい。そしてほのかなミントの香り。

 

私は香りもの、いわゆる香水が苦手で街ですれ違うとか程度ならそうでもないけど、エレベーターやトイレ、電車バス…密閉された空間ではもう本当にしんどい。

昨今「スメハラ」とか「香害」とか半ば迫害に近い形で騒ぐ方がおられるけれど、そこまで強気にはならなくても気持ちは分からんでもないくらいにはしんどい。(煙草臭については気持ちとしては迫害寄りですすみません。)

 

が、エッセンシャルオイル精油)の香りは全然大丈夫。むしろいい香りだなぁって思ったりする。香りの強さをコントロールできる気がする。しつこさを感じない。ただこういうのって人によって目盛が違うので「知らんがな」案件とは思うのだけど。*1

どっちにせよ我が家には猫がいるので精油は持ち込めない。せいぜいリラクゼーションサロンで楽しむ程度だ。

 

 

さてこのミントオイル。会社と家、そして持ち歩き用としてそれぞれ使用しているが、数年前のものがまだ半分以上残っているくらいなので大した頻度でもないのだ。そもそも、どれがどこにどれくらい残っているか分からない。

会社ではデスクに長時間いるので視界の端っこにいつも入っている。そしてたまーに何の気なしに首筋にぐいぐい転がす。

むふーーーーん…

心地よさとほのかな香りでふと気が緩んだりいい気分になったりする。

あとは最近帰りがけにハッと気づいてコロコロ。これは書いてて気付いたけど、多分これぞリフレッシュってやつ!!仕事モードから解放されるスイッチになる感じ。これからプライベートを楽しむんだという気持ちが胸に湧く。その後知人と食事とか予定が入ってると更にわくわく感UP。「いい香りを身にまとう」ってそれだけなのに!化粧直しもせんのに!(笑)

この香りがすれ違う人や会った人にどのくらい届いているのか不明なのだけど、自分はめっっっちゃ良い気分なのだ!!

 

…あれ?

そうかなるほどこれか!香水をつける人もこれなんだな。

自分が良い気分になってるこの香り、これが他人にどれほど影響してるかなんて全然考えてないんだー…。

 

ナルホドなー

今度同僚さんや会う知人に真面目に聞いてみよう。

ミントの香りが不快!ていう人はそんなに聞いたことがないけど、ちょっと気になるもんね。

 

 

あ、あれれ!

今も瓶の形状は変わったけどまだ取り扱ってる!

 

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お値段まちまち…(画像なので詳細はググってください)

よし!これならなくなっても安心。周囲に気を付けながら使って行こう。

もうささやかながらも癒しがないと生きるのがきついよ~ぅ…

 

 

↓悩んで悩んでやっぱりプレーリードッグちゃんとのツーショットも載せる(笑)

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*1:香水と精油の何が違うのかとwikiってみたけれど、結構ややこしい。ざっくりと。

精油は植物から留出する揮発性の油で香料そのもののひとつ

香水は動植物さまざまな香料をアルコールで溶かした溶液

香水に使う香料には精油などの植物性のほかに、動物性や化学合成したものもあるらしい。多分その後者の2点が苦手なのかもしれないなぁ…?

「椎名林檎(生)林檎博'18ー不惑の余裕ー」やっとこぎつけた…(涙)

ずっと夢見てた林檎のライブ。
なんと言えばいいのか…
本当に楽しかったし
ずーっとずーっと動画で観てたことが現実になってみたら、それがうまく心に入って来なくて、ブログを書こうと思ってもなかなかどう言葉にしてよいか分からなくなってしまいました…
最近本当にライブに行くのが楽しくて
観るほど聴くほど胸がいっぱいになって、アウトプットがスッとできないのです。言葉にすることほどつまらないことはないなぁとまで思います。
ライブだけではなくて、映画も楽しくって時間もお金も足りなくて、こういう経験を若い時に出来たら良かったなぁ…とかつまらないこと考えたりして、無駄に感傷的になっています。
ええ、非常に無意味です。
 
さて、それでも記録はしておきたい!と頑張って一気に!!
 
 
 
とにかく。とにかく!!本当に声に圧倒されました。
セトリはネタバレで予習して行きましたが思い出すままに書いて行きます。*1
オープニング「本能」はMommy-Dのラップを中心にしたアレンジで、メロディも独特のイントロもあんまり入ってこないし、楽曲MVのようなガラス割りをしたので破片を掃除してるスタッフの姿とかに見入っちゃったりして半笑いに…(ご存知ない方がこのブログに辿り着くとは思わないのですが念のためw)
 
が、「流行」であの独特の気持ち良いリズムが生で身体を響かせてくれる!勿論Mommy-Dが迫力のラップを披露してたけど、ドラムと林檎さんの歌声にやっと感激が…。そして絶叫かというロングスキャットに、夢見てる様な、意識が飛ぶような気持ちに。今の…林檎さんの声…だった?今も響いてるけど、そう?と、あのひずみのある声で夢と現を行き交う感じになってしまいました。(まま、こちらも2'51"~のロングスキャットにご注目を。ライブではこれが会場にいつまでも響き渡り天井にぶつかり降り注ぐ、という感じでした )
 
そしてMCもなくどんどん進行されていくので、もしかしてこのまますぐにラストに突入してしまうのかと不安になったり。とにかく自分の気持ちが追いつかない状態。
途中インストが入ったりしましたが、本当にガンガンにぶっとばして歌ってたので会場全体からアドレナリン放出されてエンドレスシャワー…。
 
ギタリストで「私の長岡*2 が出ていない…おかしい…
でも「東京は夜の七時」があるし「長く短い祭」もあるし…って思ったらソロ登場でした。大喝采林檎女史が一から育てて留学までさせた(という説は単なる個人の憶測)長岡の歌だから出ないはずなかったし、これをNHK特番で観た時のことが思い浮かんだり、あの頃の五輪招致の一体感みたいなのが会場にも出て、みんなが一緒に歌ってる気がして(気のせいでした??歌ってませんでした??完全にそう思って私も歌っちゃったんですけど!?)。
林檎さん再登場で「長く短い祭」。なんかね、ちょっと動画で見るほど盛り上がらなくてもやもやしたんですよ。えー林檎と長岡ったらちょっとぎくしゃくしてるのかしら…(単なる個人の妄想)とか悶々したり…
 
いやいや動画ってちょっとダメじゃない?見過ぎるとダメじゃない???(貼るけど)
これくらいイチャイチャしてくんないとさー…ぶちぶち
 
「ありきたりな女」「旬」「人生は夢だらけ」
この3曲、私はボイトレやカラオケでトライしてて、いっぺんに本物(モノホン)が入って来て更に頭が爆発。こんなん歌いこなせるわけないやんバカなの私…髪が抜け落ち脳は溶けてなくなりました…。
 
「目抜き通り」去年のリリース時にはもうこの世界観に激しく感動したんですけど、時は過ぎて今や巷は「獣ゆく道」で大盛り上がり。
 
そして期待を裏切らず登場の宮本浩史!!
(初日は観客席にいたそうで「じゃあ歌って下さったらよろしかったのに」とMCで責められてましたw)
動きを止められない情緒が安定してない、けど超が付く安定と迫力の歌声。狂人のような様相(褒めてる)に会場も一気に異様な興奮に包まれました。
 
ミヤジはアンコールで再登場。エレカシの名曲「昔の侍」を林檎さんとデュエット。林檎さんが絶大なる信頼を置く斎藤ネコ氏(エレカシもちゃんと一緒に仕事してた!)の美しいオーケストラアレンジで、多分エレカシのファンが増えるよねこれ?ってなりました。(帰宅してSpotifyで延々エレカシ聴いた私。最終日は「悲しみの果て」だったとのことで2日目で良かったなぁ…しみじみ)
惜しまれつつミヤジ退場、映像挟んで鎮まりかけた会場のボルテージが徐々に上がってきたところで
 
レキシの登場どーーーーーーーんっ!!!!ぎゃーーーーーーっ!!!
大歓声で天井抜けた。
風体だけじゃなく存在そのものが冗談みたいな人だけど、レキシの音楽は80年代の洋楽を聴いた人間はみな「お?」となるし、多くの俳優・ミュージシャンが関わりを持つとレキシネーム *3 を授かり、みなその名が欲しくてレキシのもとに殺到するという謎の実力者。
もっともっと聴きたかったんだけど「キラキラ武士」だけで去ってしまわれて残念だった。あのグダグダなふたりのやりとりと歌があれば一晩観てられるのに…ほんと残念。「労働者」も聴きたかったなー…
 
アンコールラストは「夢のあと」
すんっばらしい曲です。人の心や世界を繋ぐ…おおげさじゃなくてそういう
動画やSpotifyで聴くたびに泣いてしまってたので、やっぱり生でもぐぐっと来てしまった。
 
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ところで脚注にセトリ掲載サイトを貼ったのですが、物販のグッズ売れ行き状況なんかも表記ありました。是非見てください!
 
手旗………手旗は……おろおろ
何が悲しかったって、林檎さんライブでは必須の「手旗」が売切れてたことでした。本当に悲しくてうっかりテンションが半減するほどでした。
初参戦の私は手旗がどのように購入できるのか知りませんでした。普通に物販だったんですね…ていうか観客としては必須なグッズなのになんで人数分販売してないの、なんで開場前に売り切れるのどういうことなの思い出してもやっぱり悲しい。
何でもいいから振り回すものが欲しいと思って物色したけれど、グッズの中にそういうものはなくて…
ま、徐々に気持ちがぎゅいいいいんっと上がって(周囲は誰も立たないし私も立たなかったけど)気付くと手を力いっぱい振ってました。振れました。旗がなくても…!!(ぐすんぐすん)
 
アンコールの着物姿
実は私も着物を着てこかな…って一瞬思ったけど。絶対苦しくて楽しめる気がせーーん!!てやめときました。林檎さんの和装は有名だし、そういうお客さんも多いだろうなと思ってた通り、素敵な着こなしの和装の方がかなりいました。物販向かい側にはツアー限定デザインの着物が予約販売されてましたもんね。きっとこういったツアーで購入された人や、自前の着物をアレンジして着てらしたんだなぁと目の保養。
和服って、普段着慣れてる人じゃないとああしてアレンジも簡単には思いつかないしライブで楽しめないと思います。
林檎さんもアンコールではその限定デザインの着物・羽織・傘を身にまとっていました。こういう楽しみもまた林檎ライブならでは、ですね。
 

*1:もう最新版が出てますね。一応置いておきます。

lyfe8.com

*2:私はこのエントリを書いた頃から長岡氏のことを「私の長岡」としてきました。関係各位には周知しておりませんでしたが、私の友人にはその旨通達済みです。あしからずご了承ください。

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