ぎこ記

映画や音楽多め。あとどーでもいいひとりごち

「椎名林檎(生)林檎博'18ー不惑の余裕ー」やっとこぎつけた…(涙)

ずっと夢見てた林檎のライブ。
なんと言えばいいのか…
本当に楽しかったし
ずーっとずーっと動画で観てたことが現実になってみたら、それがうまく心に入って来なくて、ブログを書こうと思ってもなかなかどう言葉にしてよいか分からなくなってしまいました…
最近本当にライブに行くのが楽しくて
観るほど聴くほど胸がいっぱいになって、アウトプットがスッとできないのです。言葉にすることほどつまらないことはないなぁとまで思います。
ライブだけではなくて、映画も楽しくって時間もお金も足りなくて、こういう経験を若い時に出来たら良かったなぁ…とかつまらないこと考えたりして、無駄に感傷的になっています。
ええ、非常に無意味です。
 
さて、それでも記録はしておきたい!と頑張って一気に!!
 
 
 
とにかく。とにかく!!本当に声に圧倒されました。
セトリはネタバレで予習して行きましたが思い出すままに書いて行きます。*1
オープニング「本能」はMommy-Dのラップを中心にしたアレンジで、メロディも独特のイントロもあんまり入ってこないし、楽曲MVのようなガラス割りをしたので破片を掃除してるスタッフの姿とかに見入っちゃったりして半笑いに…(ご存知ない方がこのブログに辿り着くとは思わないのですが念のためw)
 
が、「流行」であの独特の気持ち良いリズムが生で身体を響かせてくれる!勿論Mommy-Dが迫力のラップを披露してたけど、ドラムと林檎さんの歌声にやっと感激が…。そして絶叫かというロングスキャットに、夢見てる様な、意識が飛ぶような気持ちに。今の…林檎さんの声…だった?今も響いてるけど、そう?と、あのひずみのある声で夢と現を行き交う感じになってしまいました。(まま、こちらも2'51"~のロングスキャットにご注目を。ライブではこれが会場にいつまでも響き渡り天井にぶつかり降り注ぐ、という感じでした )
 
そしてMCもなくどんどん進行されていくので、もしかしてこのまますぐにラストに突入してしまうのかと不安になったり。とにかく自分の気持ちが追いつかない状態。
途中インストが入ったりしましたが、本当にガンガンにぶっとばして歌ってたので会場全体からアドレナリン放出されてエンドレスシャワー…。
 
ギタリストで「私の長岡*2 が出ていない…おかしい…
でも「東京は夜の七時」があるし「長く短い祭」もあるし…って思ったらソロ登場でした。大喝采林檎女史が一から育てて留学までさせた(という説は単なる個人の憶測)長岡の歌だから出ないはずなかったし、これをNHK特番で観た時のことが思い浮かんだり、あの頃の五輪招致の一体感みたいなのが会場にも出て、みんなが一緒に歌ってる気がして(気のせいでした??歌ってませんでした??完全にそう思って私も歌っちゃったんですけど!?)。
林檎さん再登場で「長く短い祭」。なんかね、ちょっと動画で見るほど盛り上がらなくてもやもやしたんですよ。えー林檎と長岡ったらちょっとぎくしゃくしてるのかしら…(単なる個人の妄想)とか悶々したり…
 
いやいや動画ってちょっとダメじゃない?見過ぎるとダメじゃない???(貼るけど)
これくらいイチャイチャしてくんないとさー…ぶちぶち
 
「ありきたりな女」「旬」「人生は夢だらけ」
この3曲、私はボイトレやカラオケでトライしてて、いっぺんに本物(モノホン)が入って来て更に頭が爆発。こんなん歌いこなせるわけないやんバカなの私…髪が抜け落ち脳は溶けてなくなりました…。
 
「目抜き通り」去年のリリース時にはもうこの世界観に激しく感動したんですけど、時は過ぎて今や巷は「獣ゆく道」で大盛り上がり。
 
そして期待を裏切らず登場の宮本浩史!!
(初日は観客席にいたそうで「じゃあ歌って下さったらよろしかったのに」とMCで責められてましたw)
動きを止められない情緒が安定してない、けど超が付く安定と迫力の歌声。狂人のような様相(褒めてる)に会場も一気に異様な興奮に包まれました。
 
ミヤジはアンコールで再登場。エレカシの名曲「昔の侍」を林檎さんとデュエット。林檎さんが絶大なる信頼を置く斎藤ネコ氏(エレカシもちゃんと一緒に仕事してた!)の美しいオーケストラアレンジで、多分エレカシのファンが増えるよねこれ?ってなりました。(帰宅してSpotifyで延々エレカシ聴いた私。最終日は「悲しみの果て」だったとのことで2日目で良かったなぁ…しみじみ)
惜しまれつつミヤジ退場、映像挟んで鎮まりかけた会場のボルテージが徐々に上がってきたところで
 
レキシの登場どーーーーーーーんっ!!!!ぎゃーーーーーーっ!!!
大歓声で天井抜けた。
風体だけじゃなく存在そのものが冗談みたいな人だけど、レキシの音楽は80年代の洋楽を聴いた人間はみな「お?」となるし、多くの俳優・ミュージシャンが関わりを持つとレキシネーム *3 を授かり、みなその名が欲しくてレキシのもとに殺到するという謎の実力者。
もっともっと聴きたかったんだけど「キラキラ武士」だけで去ってしまわれて残念だった。あのグダグダなふたりのやりとりと歌があれば一晩観てられるのに…ほんと残念。「労働者」も聴きたかったなー…
 
アンコールラストは「夢のあと」
すんっばらしい曲です。人の心や世界を繋ぐ…おおげさじゃなくてそういう
動画やSpotifyで聴くたびに泣いてしまってたので、やっぱり生でもぐぐっと来てしまった。
 
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ところで脚注にセトリ掲載サイトを貼ったのですが、物販のグッズ売れ行き状況なんかも表記ありました。是非見てください!
 
手旗………手旗は……おろおろ
何が悲しかったって、林檎さんライブでは必須の「手旗」が売切れてたことでした。本当に悲しくてうっかりテンションが半減するほどでした。
初参戦の私は手旗がどのように購入できるのか知りませんでした。普通に物販だったんですね…ていうか観客としては必須なグッズなのになんで人数分販売してないの、なんで開場前に売り切れるのどういうことなの思い出してもやっぱり悲しい。
何でもいいから振り回すものが欲しいと思って物色したけれど、グッズの中にそういうものはなくて…
ま、徐々に気持ちがぎゅいいいいんっと上がって(周囲は誰も立たないし私も立たなかったけど)気付くと手を力いっぱい振ってました。振れました。旗がなくても…!!(ぐすんぐすん)
 
アンコールの着物姿
実は私も着物を着てこかな…って一瞬思ったけど。絶対苦しくて楽しめる気がせーーん!!てやめときました。林檎さんの和装は有名だし、そういうお客さんも多いだろうなと思ってた通り、素敵な着こなしの和装の方がかなりいました。物販向かい側にはツアー限定デザインの着物が予約販売されてましたもんね。きっとこういったツアーで購入された人や、自前の着物をアレンジして着てらしたんだなぁと目の保養。
和服って、普段着慣れてる人じゃないとああしてアレンジも簡単には思いつかないしライブで楽しめないと思います。
林檎さんもアンコールではその限定デザインの着物・羽織・傘を身にまとっていました。こういう楽しみもまた林檎ライブならでは、ですね。
 

*1:もう最新版が出てますね。一応置いておきます。

lyfe8.com

*2:私はこのエントリを書いた頃から長岡氏のことを「私の長岡」としてきました。関係各位には周知しておりませんでしたが、私の友人にはその旨通達済みです。あしからずご了承ください。

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