「若き数学者のアメリカ」 藤原正彦 著
藤原正彦氏のデビュー作。
子供の頃、活字はとにかく苦手だったけどたまたま実家(のトイレ)にあったので読んだ記憶がある。
中学生、しかも活字嫌いの自分がちゃんと本を読めたことに驚いたし、とにかく面白かったので記憶にも留まっていたのだ。
大人になってあらためて読み直すと、やっぱりかなり面白いのだ。
時は1970年代。
もうとてつもなく昔のお話なんだろうけど、
とにかくこの人の用心深いんだか破天荒なんだかわからない性格がつむぎ出すエピソードは、時代に関係なくむちゃくちゃウケル。
カジノにはまるのも、ノイローゼになるのも、オイオイって思わず止めてあげたくなる突っ走りぶりだ。
はまる。w