Billy Gilman ~ビリー・ギルマンはこれからどうなる?
気になったので再掲。 (先回アップしたのは多分カットしてあったものです。フルバージョンがこちら。荒い画質だけど。)
2001年マイケル・ジャクソン30周年ライブより
「Ben」だけが特別ではなくて、いつもいつもあの頃のビリーはキラッキラ輝いて本当に楽しそうに全身で歌っていました。
変声後のオリジナルアルバムは1枚のみ。「Everything and More」です。うーん美青年になっている(キラキラ)
タイトル曲MVでは女の子とちゃらちゃらしてますが、変声後の自分の発声について迷ってる感じが伝わってくる歌声です。
「Looked into the Wings」こちらの方が歌詞はともかく楽曲として好きです。動くビリーは出て来ませんが。
声の張りや伸びが子供の頃と全く違う。きっとあの頃ならもっと楽しくどこまでも広がる様な部分、変わってしまった自分のことがまだ受け入れられずに、それでも模索しながらここまで出せる様になってアルバムに臨んだのでは?と勝手に想像して胸が詰まります。
webサイトを探し当てましたが、ちょっとムチっとした彼がいかにもカントリーなチェックのシャツとデニムでライブ活動を報告するようなものでした。カントリーミュージックの括りにいたのでそういうスタイルはアメリカでは違和感ないんでしょうけど…。
ライブの様子の動画もノリはイマイチ…何より楽しそうに見えない。頑張ってるけど「こんなじゃなかった、こんなじゃないはず」っていう胸のつかえが取れないです。
(先回から私がビリーに感じている心情は全て私の想像であることはどうぞご容赦ください、いまさらですが。単純に、私自身が変わってしまったビリーの声を受け入れてなかったのかもしれないと、読み返しながら思いました…)
2009年にMJが亡くなった時、ビリーは21歳。ツイッターアカウントを遡ってみたら「信じられない、安らかに」程度のあっさりしたツイートのみでした。振り返ることも出来ずにいたのかな…。
だんだん辛くなったし表舞台にはもう上がってこれる気もしなくて、そもそも子供の頃のあのパフォーマンスでもアメリカでしか騒がれなかったし、追いかける気力が薄れていました。
声変わりって男の子のほとんどが通る成長期ですよね?
これほど人生に影響を与えるのは幼少から発動してしまった才能ゆえ。もっと大切に育ててもらえる環境になかったのかなと。
日本もそうだけど、子役だろうと才能を吸い尽くす様にアーチストを使うショービジネス界。
声が出せない時期には無理せず一度歌うことから離れてゆっくりと変声期を過ごし、ある程度安定してから適切で丁寧なレッスンを受けていれば、そこを見守ってくれる環境ならとつくづく思いました。
先月、2016年の「The Voice」動画にビリーを見つけた時は20cmはジャンプしました(当社調べ)。
あ!あ!あ!はあああああ!?
審査員アダム(マルーン5)の「なんだ?」という顔、そして確信に満ちたボタン!その時のビリーのドヤ顔(先回のラストにスクショ掲載)。最後涙をこらえる姿…。
ママ(私)は嬉しいよ…うぐうぐ。どこまでも広がる高音域と湧き出るような力強さと笑顔。テクニックはそのまま。このためにトレーニングしたのか分かりませんが自信に満ちて、ビリー本来の魅力を如何なく発揮してます。
アダムよ、お前知らんかったんか!?ていう感じで私は大興奮。
歌いながらどんどん子供の頃の表情に戻っていく姿を涙目で観る…(私以外の人がそれを感じるかどうかは謎なので飛ばしつつ)w
歌唱後の審査員トーク。
ブレイク・シェルトンはカントリーの大御所。後ろ向きのまま何とも言えない笑顔を浮かべて歌を聴いてました。名前を聞き「君を知ってるよビリー。僕が最初のアルバムを作ってる時に君のアルバム『One Voice』が発売されたんだ。クレイジーだった!一体何者なんだと思ってた〜気になってたよ、ここで再会できて嬉しい!」
マイリー・サイラス「あたしあなたの音楽知ってる!」…彼女の父親もカントリー歌手。ビリーは彼のオープニングアクトをしたと答えます。「私、スクールバスの中で貴方のビデオを観てたような?」と。ビリーは笑顔で「そう、それはボクだよ」。彼女は立ち上がって大興奮(笑)(マイリーの服については触れないw)
アダムは…いっか←w
アダムとマイリーが言い合いになるのもおかしいです(笑)
(※この会話の内容について修整しました。アダムとマイリーの部分は割愛したままですが)
何度か対戦後、別の挑戦者とデュエットで競います。はぁ、デュエットてステキだ…本当に楽しそう。聴いてる方も楽しい。ハモる、掛け合う、ワクワクする。
アンドリューさん、すっげぇ上手いですよね。この歌声、ちょっと白人ぽくなくてソウルを感じて新鮮、私好きです。ちょっと笑顔がなんていうか不気味ですけど(ぉぃ)
これ以外の挑戦の様子も関連動画としていくらでも出て来ます。
もうあれです、アダムの惚れこみ様、彼が歌唱力だけでなく自信をつけて成長いく姿を観ていて楽しくて仕方ないです。
この復活劇で既に新しくオフィシャルサイトが立ち上がり、美少年の成長後のイメージを演出してます(笑)
実は動画を追っている間に私の中に「ビリーはもしや…?」て気付いたんですけど、やはりこの挑戦の前にゲイをカミングアウトしてました。
…なんだろう、あの醸し出すゲイ感。アダムとビリーの瞳がピカーッと光りましてですねry(私ジェンダーとか、完全にその気持ちが理解できはしないけど嫌悪感とか全くないです。どんなことも人それぞれだと思ってるので)
勝ち残ってステージに上がる度に歓声が増えていく。ぅぅぅうれしいねぇ、ビリーぃぃぃ。
(尚このステージ、序盤で少し苦手な音域なのか歪みます…でも完璧じゃないけど皆聴き入ってるんです)
ビリーは最終的に準優勝となりますが、「マルーン5のアダム」というビッグネームをバックに持つことが出来ました。
しかし今後のヒットチャートに上がって来るかどうか、私には頷けません。広いアメリカのショービジネス界についても音楽界についても理解も情報も私は乏しいですから、日本にまで知れ渡るかどうかも予測できません。アメリカだけでもとても厳しいだろうとは思います。
世界中の「The Voice」挑戦者たちは皆、審査員だけでなく客席も湧かせます。実力は拮抗していて審査員の好みに合うかどうか、ひいては多くの多くの聴衆の耳に響くかどうか、ほんのちょっとの何かです。
大人になったビリーには子供の頃とは違う魅力がありますが、実は人々はこのビリーだけが歩んでいる「劇的な復活ストーリー」にも驚嘆や感動をしているのではないかと…やはり少年時代の屈託ない歌声が大好きな私は考えます。
今年彼は29歳。まだまだ変化し、更には力が伸びて行くのも歌というものだとも思います。
ビリーの少年時代からの音楽への夢をこれからどう業界が受け止めてくれるのか…
願わくばどうかこの笑顔がどんな形でも続いて欲しい。
元も子もないのだけど、これだけ書いてきて悲しいかな冷静になっていく自分もいたりするわけで…。だからこそこのオーディション動画の世界だけで終わらないでほしいと願っているんですよ、もちろん。
頑張れ、Billy‼️
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いまさらですが。
きちんと年代順に詳細書かれてる方のブログを発見しました(笑)
私のようにうるさい感情が入っていませんので分かりやすいですきっと。
でもこの方、2015年8月に書かれていてその後は触れてない様子なので、「The Voice」に気付いたら腰抜かしてるかもですね(笑)
※20170415修整について
私は英語の聞き取りがものすごく不得手。聞いてたまに耳に残る単語を想像で繋げて書いてました。が、動画によっては字幕が出ることを今日知りました!
てことで、字幕で分かる範囲を簡単に訳して修整しました。真面目に辞書や翻訳アプリも使っていないのでざっくりですが、彼らの興奮の意味がやっと詳しく分かりました。嬉しい…
なんと歌詞も字幕出せるんですねぇああああ!本当に今頃知りました←orz
妄想広がるギタリスト長岡亮介のビジュアル
「MIXED MESSAGE」という2015年のアルバムを聴きました。
星野源にはまって3年くらいかね。
なんではまって直ぐにブレークすんのかね…初めてのライブにはスイッと武道館に行けたのに、今はツアーチケット先行予約を申し込む度に「落選メール」で落ち込み続けるという苦行。
私に星野源を布教した友達とともに「むなしみファンクラブツアー」みたいになっています。
こんなことになったのは誰のせいなの!?
いや嘆いても仕方ない。いいよ、源氏。はやくあの巨大イケメン事務所から離れてのんびりと活動してくれ、待ってるよ…(T ^ T)
だいたいこんな歳になって何度も何度も「落選」のお知らせを受けるって、ただただhpが落ちるだけです!老け顔が進むだけです!
いい事なんか全然ないです!今さら「人生の糧」とかならないですから!!
いや、話を戻せ戻せ←
そんで星野源のバックバンドに常々いるギタリストにイヤでも目が行くんですよ、女はだいたい「イケメンセンサー」が付いてる筈ですし、お分かりになっていただけると幸いです。
ご理解ください。
ライブ生源氏を楽しみに行っているけれど、そこからピントを少しずらすと
がズバンッつって眼から心臓に来ます。
あの人誰?から始まったのですが、気付くと「今度のツアーも長岡さんだね!」みたいなってきます。
いや当然源氏ありきの話ですよ?あくまでも。源氏ライブに行けたからこその話ですから今後もそうだと思います。いやそうですって!
それでも長岡さんギターなら「やったね!」てなります。なりますよ!なりますとも!
技術ではありません。
(技術については経歴などと併せてご自由にウェブをご覧ください。「おお」てなりますので)
明らかに見た目。ビジュアルです。(これも普通にググれば「おおお」てなりますよ、ええ)
星野源には何を求めるか?
多くですよ。多くを求めてむなしみの旅をしてますよ。
でも明らかにビジュアルに関してプライオリティは低い訳です。(個人の気持ちです)
でもそこに長岡さんがいてくれたら完璧じゃないですか。ねぇ?
ねぇ!!?
あの、ギタリストなんです。
(なんかこの画像、頭と体のバランスおかしいけど、ま、いいかいいか)
モデルじゃないんですよ。井浦 新さんでもないですよ?
再度言いますが、ギタリストです。
そして昨夜iTunesに入れたそのアルバム…
この容姿を思い浮かべて聴きます。
萌えない訳がない。
萌えない理由がない。
間違いない。
湯舟に浸かりながら聴いてて私、「一緒にスタジオに入ってギター弾いてもらいながらイチャイチャするデート」とか妄想しました。
…しちゃったんですからしかたないじゃないですか。
妄想ですし犯罪でもないですから、誰からも責められる筋合いはないです。
たとえ叶姉妹みたいな女でなくても、貧乳でババァで口が悪くても、なんの罪でもありません。
それでは聴いてください。
星野源「クレイジークレイジー」
間違えた、これはハマ・オカモトのベース萌え動画でした…
星野源「恋」
…ベタだなぁ。しかも意図的なのかバンドメンバーの顔がチラリしか見えない構図なってんねん、腹立つ。
1:05辺りから注目。チラ見せ。チラ見せだよ!出し惜しみかよ!!
こちらのライブ盤ならかなり堪能出来ます。ていうか、これで私、長岡亮介見出しましたから!!
盤を買ってご確認ください。トレイラーでは無理です、視認不可能ですので。
(星野源からの、という件(くだり)を決して外しません)
あれ、これよくよく見たらほら、この画面、スタートポチる前の画面、源氏の奥に長岡さんが!!しかもベースにハマ・オカモトさんです!!ね!ね!
とりあえず、
長岡亮介さんとギター鳴らしながらあんなことやこんなことをスタジオ内でしたい
そんな妄想でした。そこんとこご賢察くださいますようお願い申し上げます。
Billy Gilman ~ビリー・ギルマンが帰ってきた(どこにも行ってないけど)
George・Michaelが昨年クリスマスに亡くなり私はショックでしばらく動画を観ては泣き暮れていました。
高校生の頃から音楽繋がりでつき合ってた人がドライブデートにギターを持ってきて「Faith」のイントロのカッティングを教えてくれたのがジョージとの本当の出会いです。(その時のことを大人になってその人に話したのですが記憶にないそうで(笑))
もちろんワム!も知ってたしソロになってからのバラードは好きだったけど。「Faith」のカッコよさはそれまでの私の中の生易しい洋楽への触れ方を打ち砕いた気がします。
が、ジョージのことは気持ちがまだまだ溢れていて何かを書ける状態ではなくて。私はただ、いつか彼が日本で歌ってくれる日を信じて疑わずにいた、今言えるのはそれだけです。
さて、彼にはソロ活動を自由に出来ない不遇の時代に多くのカバー曲を発表していました。どんな楽曲も歌いこなす素晴らしいボーカリストです。(それにも増してオリジナルの素晴らしさは言わずもがなですが)
その中にボニー・レビットの「I can’t make you love me」があります。
この歌は本家ボニーよりも多くのアーチストがカバーして有名です。Adeleも印象的です。ジョージとは全く違う熱のある感じです。まさにハイっ!アデルっ!という…←?
そうやってこの曲を追っていたら
「The Voice」という海外のオーディション番組の動画に辿り着いてました。
更に検索すると本当にこのオーディションでも多くの方が歌ってます。
結果画面がこちら↓
男女問わずズラズラ出て来ます。さすがに全部は聴いていませんが、やはり名曲なんですね。歌い手によって様々に色が変わり、それでも楽曲の良さに心が奪われてしまいます。
この番組、本当に面白いです。
審査員も大物で、そして審査員が挑戦者を気に入ったら自らのチームに入れて、何度もステージで競わせます。挑戦者が成長していく過程を観るのは本当に興味深いです。
世界は広いこともひしひしと実感します。
(私が習っている歌など日本海溝の海底の砂粒以下の見えない何か程度なもんですwいや幻ですわww)
ちなみにまだタイトルの話になってないですw(うんざり)、ここからです。
先月、「The Voice」の動画の中に(この曲でないんだけどもw)
Billy Gilman(ビリー・ギルマン)を見つけたのです!
「だからそれ誰よ?」とかちょっと待って、ゆっくり説明するから。待って待って。
ビリーを最も分かりやすくお伝えできるのは、
2001年マイケル・ジャクソンのソロデビュー30周年アニバーサリーライブでの堂々たるステージです。
マイケル・ジャクソン 30周年記念ソロ・イヤーズ - Wikipedia
ビリー・ギルマン(Billy Gilman 1988年5月24日 - )は、アメリカ合衆国ロード・アイランド州出身の歌手で、2000年5月22日に最年少記録でBillboardに掲載される。 2000年に発売された1stアルバム『One Voice』はミリオンセラーを記録し、米国音楽史上最年少のプラチナ・アーティストに。
2001年9月、マイケルジャクソンのソロデビュー30周年アニバーサリーにて、マイケルの代表曲である「Ben」を、ステージ上でマイケル自身が見ている前で華麗に披露した。
ウィキペディアより引用
(日本語のウィキペディアは今回の「The Voice」出場、躍進によって作成されたのではないかなと思います。)
このアニバーサリーライブは2001年開催ですが、私はビリーのPVを何かの洋楽チャート番組で観た方が先です。多分。
アルバムも何枚か集め(全部輸入盤)日本では特に話題にはなっていませんでしたが、顔と歌声にズッキュンバッキュン胸ドッキュン(←なんだっけこれw)だったのです。
しかしこのアニバーサリーライブの日付、なんと2001年9月7日と10日の2日間です。そう
2日目はあのワールドトレードセンターツインタワーの事件前夜なのです。
華々しい伝説として世界中に注目され発信されるはずのライブ中継は、あっという間にアメリカ本土の未曾有の大惨事ニュースにかき消されてしまいました。
未見の方は本当に素晴らしい豪華なライブなので是非。Youtubeだと4〜5回くらいに分かれてますが、盤も売ってます(多分)。
今活躍しているアーチストの若かりし頃を観ることもできますし、なんとJackson5も!あの人たちって実在するんですねっ!(時代)
ダンサブルなパフォーマンスは古さなんて微塵もなくわっきゅわっきゅしちゃいます!
2009年6月にマイケル・ジャクソンが亡くなりました。何故か私何に導かれたのかその1年ほど前から突如『マイケルの「スリラー」PV真面目に観たことねぇ!観るぞ!!』という衝動にかられてPCに齧り付いていました。数え切れないPV、ステージ動画を片っ端から観てお気に入りに入れていたのですが、何故かその時もこのアニバーサリーライブに気付いていませんでした…
そして突然の訃報。
「なんかものすごいでっかい星が消えた」という喪失感はありました。若い時に、世界を熱狂させていた時に、なぜライブに行かなかったのか。自分の鈍さにもガッカリしました。追いつくのがほんとに遅すぎました。
そしてこのアニバーサリーライブ動画を観た時のがそのすぐ後でした。ビリー熱にもすっかり冷めた頃で、覚えのある歌声に椅子の上で軽く5cmは飛びました(当社調べ)。
ビリーのサイトを追ってはいたのですが、既に変声気を通過したり容姿の変貌もあり音楽活動もなかなか苦しんでいるように思えて、だんだんチェックしなくなってしまいました。
「ああ、君はあの頃輝いていたね。」的な。(お前はオフコースか的な)
iTunesには変声前後のアルバムも全て入れていたので忘れてはいないのです。シャッフルで耳に入るといつもいつもきゅんとしていました。
多分、発見したのは洋楽番組のチャートに入ってたこの2曲のどちらかです。だただ歌声にヤラレました。そしてただただ顔が好み←歌か顔かと言われたら微妙(笑)
「ONE VOICE」というファーストアルバムが大ヒット。シングルMVも沢山動画に上がってます。
このカメラ目線、MJアニバーサリーライブでの堂々たる歌いっぷりも頷けますよね。
なお、これがビリー・ギルマン12~13歳くらいまでの姿です。
アメリカではテレビショーやイベント出演にひっぱりだこで、そういった動画も多数出て来ます。
でも上記2曲を比較すると既に2曲目「エリザベス」の歌声に微かな掠れを感じます。変声期は既に始まってたのかもしれないですね。
そうして長い苦難の日々を送ることになったのだと思います。
2016年、突如オーディションプログラム「The Voice」に登場!!
前振り長くてまた続編だわ…(呆)
ちなみにチラ見でこれが、「The Voice」初登場の時のドヤ顔です。
きゅーん
ウチの猫のことで…(これで報告は一旦停止予定)
「赤血球増多症と思われる」との診断をもらったウチの猫についてのその後です。
先回でも書いたように「腫瘍などが発生した様な結果ではなく、赤血球の増多は『一次性赤血球増多症』と思われる状態です。
・選択すること
もし腫瘍などが認められるようなら今度はその検査が必要になり、場所、ステージ、治療など全く違うルートがあったことになるので、それはそれで悩むだろうなと思っていました。
「手術すれば治ります」「手術し(でき)なければ苦しみます」「抗ガン剤を使用します、副作用に苦しむかもしれません」
この2択ないし3択はものすごくつらそうだなぁと不安がありました。
勿論一次性でもそれなりに悩むけど、根治はない・治療法も限られているとの情報があったのでだいたい道筋が決めやすかったのです。
・これからのこと
サプリを飲ませていくことと、必要であれば補液を私が自宅でするという話で、レクチャーのレジュメをいただきました。
あとは質問をいくつか。猫の通常の血圧、脈拍数、呼吸数。良くない兆候(呼吸が荒い、落ち着きがなくなる、のんびりと寝なくなるなど)
様々な数値は個体差もあるので落ち着いたらまず平常値を測ってみることが必要とのこと。
んー想像通り、病気有る無しに関わらずいつも注意しなければならないことですね。
・補液について
病院を出てからしばらく考えていました。
多飲多尿は間違いないのです。でも多血症でそういったことは起こらないはずと言われました。喉が渇くとか、脳が飲水を促すとは考えにくいのだそうです。
実は私もそこが疑問でした。でも今の検査結果では原因は分からないということです。
内臓も含めて問題のある脱水はなく、多飲多尿の理由が不明のまま置き去りになってしまったという訳です。
脱水でないなら皮下補液って必要なの?
先生は「補液で血液内の成分が薄まる可能性はほとんどないと思います」と何度か仰っていました。
「大きな改善を見込めなくても、補液を続けることで徐々に濃度が落ちていく可能性があるかもしれないです」とも…どうだったっけな?
最初の診察で吐き気止め、今回サプリ投薬をして以降多飲多尿は変わらないけれど吐くことはほとんどなくなりました。少なくとも体力の消耗はありません。
食欲はこれまでのがっつきは無くなったものの1日量に変化はありません。
「補液」は今のところ必須とは思えないなぁ…
保定して注射針を刺してシリンジいっぱいの液体を…これを定期的にするとなると、猫と私の関係が微妙に、いやものすごく変化してしまう気がして仕方がないのです。
・動物を連れずに動物病院へ行く
ちょっと気が引けますね。
お薬の処方料は支払いますが診察代は発生しないですし。
何より症状が確認できないことについて医者が言えることにもものすごく制限がかかるでしょう。
こちらに質問したいことはたくさんあっても、答えられることが非常に少ない先生にとってはなんというか「困った客」なんだなという意識が強くなってきました。
勿論先生も看護士さんもそんなことは言わないし、とても親切です。
・投薬
処方されたサプリは錠剤で少し大きめでした。
蛭の分泌物?エキス?を素にしたもので、いわゆる「血液をサラサラにする効果」があるというものです。もちろんそういうお薬もあります。でも副作用が出る可能性があり通院が必要になるとのことで、先生が勧めてくださいました。
これまで投薬に苦労することはなかったのですが、吐き気止めの朝晩2錠ずつで少し知恵がついたらしく、後半には上手に残す様になってしまいました。なるべく砕かずにという大きい錠剤に不安があることを看護士さんに伝えると、「ピルポケット」という投薬補助のおやつ的なものを教えてくれました。
ググってみたらamazonはじめ多くの通販サイトにありました。「獣医師専用」と表記されてるものが多いですが個人で購入しても大丈夫そう?今回は病院で購入しましたが45粒で1600円ほど。結構高額で震えました…←
これすごいです、初日から丸呑み!(笑)
看護士さんは「猫ちゃんは敏感なので最初はお薬なしで上げた方がいいですよ」とおっしゃってましたが、ウチの猫はまあまあ間抜けさんでほんと助かります。
病院以降2回嘔吐がありましたが、吐しゃ物からピルポケットの無事を確認してすぐに取り出し、少し洗って落ち着いた頃に再度皿に乗せるとすぐに再度丸呑みしてくれました…
ていうかウチの猫…ww
まあ多分猫としてはなにか違う気がしますが()、この調子でこれまで本当にエサで苦労させられたことがないのです(療養食については除きます、苦笑)。
ありがたい。
こんなにいい子なのだもの、やっぱり嫌がることはしたくないなぁってつくづく思います。
・迷う
なのに。
猫が落ち着き、私も共に暮らせる時間を大切にする気持ちが一層強くなって、実際にとても幸せを感じています。過度に甘えさせたり神経質になり過ぎてるのは飼い主として、管理する人間としてどうだろうかと悩むところです。(悪いことをしているわけではないけども)
一度はきっぱりと「通院・治療はしない。自宅ケアを出来る限りする。相談には来させていただきたい。」と言ったのですが、こんな風に蜜月の様な日々にどっぷり浸かっているとやはり「なにか違うアプローチがあるのでは?」という気持ちも出て来ます。
・ 「もっと長く一緒にいたい」
当たり前の感情ですが、私の気持ちを猫が察して「ほんなら頑張って病院行くし。治療も黙って受けたるさかい一緖にずっと暮らそな!」とか言うわけないです。
私が愛してることはよく分かってくれてると思うけど、それと病院は別の話。
「お前ナニすんねん!やめてくれ!!いやじゃあああっ!」に決まってますよ。
・セカンドオピニオンくらいよくない?
だってまだ分からないことがあるし。
でも分かったらどうするの?
そもそも自分が連れて行ける距離に、土日夕方遅くもOKとか、そんなに選択肢がない。
猫にも私にも合う先生かわからない。
検査だけではなく治療にも通う?
たったの1週間2回の病院で、猫も私も疲弊するのに?
結局そこに戻ってしまう。
勿論病気の進行やこれから現れるかもしれない症状への不安、本当は他に問題があるのでは?という疑う気持ちは消すことはできない…
"病気を見つけて治療して長生きしてもらいたい"
"穏やかに静かに気持ちよく過ごす時間を共有したい"
この2つの気持ちを天秤に掛けるなんて、本当に理不尽かつ不毛でしかない。でも言葉の通じない命と暮らせば必ずぶつかる、
私の天秤は多分ずっとふらふらと揺れ続けます。決断しては迷う。それを繰り返しながら時間が過ぎて行くことになるでしょう。
大きな変化があったらまた書くつもりです。気力が残っていたらですが。
一旦終わります。
ウチの猫、多分14歳くらいにて(2)
「赤血球増多症」と思われる診断をされたウチの猫についてのつづきです。
2度目の採血後、院内での簡易結果を受けて
「これ以上の検査はしない、どの結果でももうこれについての検査や治療のために病院には来ないこと」を決めて先生に伝えました。
猫の様子で病院でのストレスは察して余りある状態ですし、何より多飲多尿以外に今猫自身が困っていることはないという事も理解してくださいました。
・2度目の検査結果
1週間後「腫瘍や内臓の病変によるものではなく、一次性の赤血球増多症と思われます」とお電話がありました。
診察の際にお話をしていただいた内容を簡単に確認した後「詳細を知るために、また治療出来ることを見つけるためにはもっと細かく全身の検査が必要ですが、先日お話しされた通り通院はしない方針ですね?」と質問されました。
私は「はい」と答えました。
「今後のことをご相談させていただいてもよいでしょうか?近日中に伺います」
「そうですね、この結果だけで分かることからだと出来ることは限られてますが、サプリなんかもありますし、こないだ話してた補液のこともありますしね」
「サプリがあるんですか?分かりました、よろしくお願いします」
「ありますよ。補液についてもこないだお話した通り有効性ははっきりしないのでその辺も相談して行きましょう」
・赤血球増多症とは
ネット検索してちょっとかいつまんだだけでも根治療法がないと出てきます。
もちろんググったことは医師の前では決して言いません。質問するに当たっての予備知識と考えています。
対処療法も先生が話された通り、”濃い血液を抜き水分を血管に直接入れて血液を薄めることしかできません”(「瀉血(しゃけつ)」と言います)。
今の危機的状況を改善するには、一番効果が見込まれる処置です。
(先生の説明では明言はなかったけれど、効果が速く分かり易いものはこれ、という言い方は何度かされていました。)
でも赤血球以外の値は健康です。薄めれば今度は別の異常が出ることになります。
また、薄めても「赤血球を過剰に造ってしまう異常」は止められません。そう長くない期間でまた濃度は上がるということです。どのくらいの周期で処置が必要なのか、それも処置と検査を繰り返さないと判明しません。
先生の話は簡単に理解できます。何か治療をすれば効果を確認しなければならない、効果がなければ別の方法を、あれば繰り返し治療…
先の見えない病気。老いた小さな(そこそこぽっちゃりだけど)身体に検査や治療の連続を繰り返すことは私にはとても選択できない。何よりキャリーに入り診察室に入るまで鳴き喚き、その後はしおしおのパーになってしまう、そんな病院大嫌いな猫にも苦痛でしかない。
私の気持ちは変わりませんでした。
・私の考え
命には限りがあります。
生きていたら病気や怪我もあります。
動物と相談することは出来ません。
命が尽きるまでの間に何が起こっても飼い主が判断していくしかありません。
インターネットサイトやSNSで保護団体や猫飼いさんの情報を得ながら、様々な病気や症状を知り、お別れもたくさん拝見してきました。
最初は辛い気持ちを自分がこれまで暮らしてきた動物とのお別れと重ねて泣いたりしてただけですが、いつか自分にも訪れる選択と決断について思いを巡らせるようになりました。
子供の頃から一緒に暮らした小動物たちは体調を崩してから命が尽きるまでがあっという間なので、自宅で対処しているうちに急変ということがほとんでした。病院へ連れて行くという事はほとんどありませんでした。
たとえ連れて行っても効果的な治療が望めることがありませんでした。(私の経験上です)
猫を初めて迎えてから、病院へ連れて行く時は症状から源病やその後の治療などを想定して、これほどのストレスになる通院をするかどうかについてある程度考えるようになりました。
今回もそうです。
重ねて、何年も前に腎臓が良くないことを知ってから、ずっと色々なことを具体的に考えてきました。
例えるならフローチャートの様なものが頭の中にありました。こういう状況ならこちらへ、そこからこうならそちらへ。
今回、腎臓以外の病気をほとんど想定していなかったので驚いたけれど、2度の検査をして家に帰って猫を眺めながら再確認をしました。
飼い主である私だけの決意です。申し訳ないのだけれど猫と「どうしたい?」とか話し合う事が出来ないので。
多くの飼い主、動物にそれぞれ幾多の事情があります。
私は自分ならどうするかと考えて来ましたが、決して出会った飼い主さんの気持ちや判断を批判する気持ちにはなれませんでした。むしろ応援していました。
違う考え方は事情の数だけあります。
そこに金銭的な事情があろうと、飼い主の感情があろうと、可能なことを選択して行くことに変わりはありません。
さて、現在病院の待合室。
もちろん猫は連れて来ていません。一瞬の差で私の後から猫を連れた方が入って来たので順番を譲りました。診察室には先客もいる様子。
待つ間に質問したいことを確認します。
注意すべき変化は。症状は。
脈拍数、呼吸数、行動、食欲、排便排尿、
それから。それから…
注意すべき点て、別に健康でもそう言ったことは飼い主として必要な注意ですね、列挙すると(笑)
一番怖いのは、この血液がどんな悪さをするのかということ。
血栓?場所や大きさで気付くタイミングってなんだろうか。
現在は内臓に異変がないって結果だし、何か分かりやすい、出やすい合併症はあるのかな…
ゴールデンレトリバーさんが出て来た。少しお歳かな?笑顔で尻尾ぶんぶん。優しそうで大人しいな、私もニヤニヤしてしまうぞ。
猫さんが診察へ。猫さんも元気なさそうだな。しかしおとなしいな…
あ、出て来た。猫さんの飼い主さん少し笑顔だ。
…
さて、この後の相談の結果はなんだかピンと来ないものでした…良いのか悪いのかもちょっと整理が必要です。
猫はウチでのんびりお気楽に過ごしています。
続きはまた。