今後の日々のお手入れ
ドモホルンなんとかの話ではありませんので、使い心地をお知りになりたい方は引き返してくださいね。
あと半年ほどで生誕半世紀を迎える様な年齢になると、おしゃれと言うより「まず清潔に」とか「体調を整えるために」といういわゆるメンテナンスが優先になる。
「可愛くなりたい・キレイになりたい」というのは女子心を持つ人ならなかなか手放せない気持ちだし、それが生きるモチベーションだったりする人もいると思う。
しかし歳を重ねるにつれてとてもそんなに精力を使えない、ていうかどの辺りを目指すべきか迷宮に陥って行くばかりになる。いくら頑張っても若い時の美しくみずみずしい若い肌は取り戻せないし、希望もしてないのにシミもシワも増えていく。更には自重に耐えかねた肉が引力に逆らうことを止める。
あらためて書き連ねて絶望
若い時には自覚できない美しさ。なんと無駄にしてきたのだろうか…ぐぬぬ
(ムダ毛とか吹出物とか、余計なエネルギーの産物との闘いで辛かったんだ!)
あの頃はあの頃で辛かったんだよ!
鏡を見るたび、服を合わせるたびに「これで正解なの?」と自分だけでなく世間にも問う。
「こんな格好してワタシ、ご迷惑かけてませんか?」…ニュアンス難しいけど。
「目立つおしゃれじゃなくて、ひとつだけ小さく光るおしゃれなものを」雑誌の謳い文句みたいなのを思いついてたものの実際のところそんなセンスもなくて、日々同じ「ひとつ」でいいのか別の「ひとつ」を7日分用意するのかも分からない。
だめだSNSよ助けて!つって心乱し迷走する…。
というのをだいたいここ何年かやってきて、今徐々にだけれど「老いへの暮らしへシフトしていく事」に慣れてきているかもしれない。
ひとつに、40半ばくらいから周囲に
「自分、間も無く50代を迎えます!ほぼ50です!」宣言
をした事は自分の心を楽にしたかもしれない。
甘えだと仰られても構わない。否定もしない。
なんつったって自分はもう50になるんだからそんな求めないでよねって言う感じ。なんと楽なこと!
(誰が何をお前に求めたのだ?という問いは受付けない)
それでも周囲に敬遠されるようなおばさんになってはならないと言う気持ちはあるのだ。
この自己矛盾を察して。むしろ誰か解決して。ほんとお願い。
老いてもいいけど、慎ましく思慮深く遠慮深く生きてますので、老いゆえ発動する我儘も図々しさも許容して下さい!
少しでもいいので。ほんと。お願いします。
いや。申し訳ありません。
さて、老いへの暮らしに向かってひとつ、悩ましい「ジェルネイルはいつまで?」問題があった。(主にというかいつも自分の話です)
ほんとに「いつまでするん?いつ止めたらええん?」と自問ほか知人へ問うばかりであった。
が、ここに来て模範解答が!!
ジェルネイルを長年ぶっ続けてきたせいで爪がペラペラへにょへにょになって、本当に危機を感じたため中止して早2か月くらいになる。ようやくしなることがなく厚みが実感できるようになってきた。
自らの身体が悲鳴を、SOSを出して来たのだ。
「削るのはいい加減にやめてくれ!さもなくば死ぬぞ!」と爪が訴えて来たのだ。(正解)
なんと分かりやすい。「ウソォ?死ぬまでなの?じゃあ止めるわ!」となった。命を取られても構わないのだけど、爪が死んだまま人を生き続けるのはいやだ。(もっと早く気付いたれやとは思う)
そんなわけで依存していたジェルネイルからようやく解き放たれた。
最初の頃は少しでも伸びると刃先の様に鋭く、伸びる側から乾燥して欠けたりしたので毎日ヤスリを掛けてお手入れをしなければならなかった。
すげぇ、なにこれメンドクセェ……(-公- ll)
しかしそれを怠けると欠けた所を引っ掛けて服に傷を付けるか、それより爪が剥がれそうな脆さで、そんな事で救える爪を殺してなるものかという、なんだこの死闘は…
これまではハンドクリームすら怠けていた人間が、ハンドクリームどころかネイル用のクリームを常々塗りまくり、それでは足りずに結局栄養分も入ってるという(ほんまかいな)速乾のトップコートを塗る。なんかちょっとだけピンクになって嬉しいやーん…?
あれ?
そんなこんなでなんとか伸びてもしならない厚みのある爪が成長してきてくれた。老いても成長するってすごいね…感動するよ。髪と爪、偉いね。
甘皮とかの手入れは自分でするん、ちょっと難しそうだし、サロンへ行こうかなー?!っていうくらいのライトな感覚になって、うんほら!お財布にもありがたいー!
ん?
今のところジェルネイルに戻りたいたい気持ちは薄い。自問するけど、今ひとつ確信はないけど、一度ジェルを塗るとオフした時にどうしても傷みが出てしまうので、覚悟が必要なのだ。
やはりサロンに行くならジェルはしないでケアだけに。マッサージもしちゃおう。
すごい!お財布だけでなく身体にも優しい!!
んん??
爪を美しく飾る事に何故こんなに拘っていたのか。勿論気分がいいからである。
自爪のままでは何故ダメなのか。
んーーー、
分からん。
女子は心乱れる生き物なのだ。婆になっても女子というパーソナリティは消えないものなのだ。(今のところ)
こんな自分でもメンドクセェパーソナリティにウンザリしつつ、死ぬまで老いへ向かう暮らしと死闘を繰り広げ続ける。
(いやもしかしたら明日にもなくなるかも知らんけど)
長々書いたところであれだ、結局、サロンへ行って女王(not 女子)パーソナリティを満たしたいというだけなのだよ。
完
(続くかも)