ぎこ記

映画や音楽多め。あとどーでもいいひとりごち

映画「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」…一応備忘録で

アベンジャースには興味がなくて…

そもそもアイアンマンにひとつも魅力を感じなくて。いや、強いて言えば「お金持ちでなんでも作れる」っていうベタベタな設定は潔いかもしんないけど。

友人が「かっこいい」って言うんであらためてしげしげと眺めたら「ヘルメットが炊飯器っぽい」って気付いた。「炊飯器のどこがかっこええねん!!!」て言ってしまった。友人はご立腹であったものの否定してなかったよ。

好きな人には申し訳ない。友人にも申し訳ない。でも一応載せとくね。

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※ウチの炊飯器やないけどな

 

ネタバレ禁止って出演俳優がいろんな動画出してるのに平気でネタバレサイトがごっそり出没してる。ネットって良いのか悪いのかいつも分からない。結果として「ええぇぇ!どうなるん!?…いや、まあなんとかなるんやろな」ていう終わり方。後編製作の話はもう発表されてるし。初めてアベンジャーズ映画を観た私にはどのキャラクターにもそんなに思い入れはないのでショックもないなぁ。「えーまた観にこなあかんのかぁ」ていう感じ。(行かないかもしんない)

カンバーバッチの「ドクター・ストレンジ」とトム・ホランドの「スパイダーマン」が(キャラより俳優だけど)まさかアベンジャーズに入って来るとはなぁ。「スパイダーマン ホームカミング」にバリバリダウニーJr.出てたけどさ。とにかく観とくかなと。

で、今さらスパイダーマンに向かって「よし、お前はアベンジャーズだ!」て念押しするシーンなんて新喜劇コケをさせたいのかな。それに「スパイダーマン ホームカミング」のトム・ホランドは好きなのにキャラが幼稚すぎてもういいかなって思ってたのに、そのまんまでやっぱりもういいやってダメ押し…。

bionic-giko.hatenablog.jp

ピーター(スパイダーマン)がやたら往年の名作映画を引き合いに出してトニーに怒られるシーンは笑えた。ケビンベーコン指数*1っぽいの出た時にもフイタ。

マーベルとかディズニーとか、どんどんシリーズ化して更にいっしょくたにしていく洋画ってオワコン臭いけどこういうの面白いね。

 

ドクター・ストレンジ」の導師ウォンさんが出て来てヤッタァ!てなる。すごく良いキャラなんだ。こっちは続編プリーズの気持ちが大きい。マントも大活躍だしせっかくならクリス・プラットにもうちょっとしつこく弄って欲しかった。

bionic-giko.hatenablog.jp

 

クリス・プラットと言えば、アベンジャーズの「クリス」率がすげぇ。クリスだらけ。しかも外人認識能力が昭和なのでイマイチ見分けがつかない!「アメリカ隊長も斧のひとも同じなのでは…?」「ごつごつのメイキャップしてる役のひと(サノスとかドラックスとか)も同じ人じゃない?」「ロキ(弟)とバッキー(片腕のひと)も…」とか、かなり脳が足りない会話を延々としてた。面白かったなー。

 

最近、いつもひとりで映画を観てたのでそういう楽しさ忘れてた。やっぱり一緒に観た人とあーだこーだ話すのは楽しい。そして自分の知らないことを教えてもらうのもありがたい。これはツイッターみたいなネットじゃなくって、一緒に劇場で時間と場所を共有してこそのノリがあるんだと思う。

あのシーンどう思った?とかあれどういう意味だった?とか。記憶があやふやになる前に鑑賞後のハイテンションを引きずった状態で話すのがいい。ひとりで観るより脳がよく動く気がする(そういうこと思うのって歳だけどな)。

ひとりだとあんまり新しい情報に思いめぐらさない。自己完結しちゃう。

なにより今回初めてアベンジャーズが楽しかったのは、ひとえに知ってる友人と一緒だったから。終わってから「あの人なんなん?」みたいな疑問を全部解決してもらえたしね。

 

音響がやたら凄かった気がするんだけど。感動しろしろ音楽。むかーし従兄から「E.T」(未見)で「泣け泣け音楽でお腹一杯なった」っていう話を聞いたことがあるけど、その気持ち分かった。戦闘シーンとか、効果音にしても音楽にしてもうるさい。観て想像を掻きたてられるのが面白いこともある。過剰な効果音はいらないなって初めて思った。白兵戦なんてもう画面から物凄い圧とか勢いを感じてるのに、もったいないなぁって。

 

 

ハッ!大切なことを書いておかねば。

ブラックパンサー」絶対観ようっと。(借りる)

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映画「いぬやしき」飛び交うジェットエンジンの下に湿ったドラマがあったよ

(原作知らないです)

 

大当たりだったわー

ほんっとにすごかったわー

面白かったー

 

佐藤健の上半身の美しさったらもう。

半端ない。

顔も身体も美しい。

たまらん。

 

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私は特に男性の身体つきに好みはないけど、彼の美しさにはちょっと心が動いた。「亜人」の時もかなり見せつけられた。これでもかっていうくらい。しかし今回の方が20倍(微妙)くらいいい具合だった。モリモリじゃなくて繊細にしてしなやかな筋肉がついた引き締まった肉体。首の角度、指先まで神経が行き届いた所作。完璧。監督の意図か本人の意識か、瞬きをしたくないと思うほどだった。

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ちなみに彼の演技についてはさっぱり分からない。困るくらい分からない。上手いのか下手なのか全然分からない。良いか悪いかすら分からない。佐藤健だなっていう。(キムタクはキムタクって言うのとはちょっと違うんだけど、上手い言葉が見つからない)

考えてみるとこの作品に出てた人たちってみんなそうだったかも。

木梨憲武木梨憲武だし、濱田マリ濱田マリだし。伊勢谷友介三吉彩花も…こんなんでええんか?とか思ってしまった。悪いってこたぁないんだろうけど。

そんな中、とっても演技が光ってたのが本郷奏太。今回初めて「上手いな」って思った。この人、風変わりなプライベートの情報が多くてそういうバイアスがかかってしまってた。「鋼の錬金術師」はまともなシーンはなかったし。でもこないだチラ見したタイムリープ系のドラマで「おや?」となったの、チラ見なのに。今作の中で一番ぐっと来たのは彼だったかもしれない。

あ!生瀬さん!!生瀬さんはね、死に際がネタっぽかったからノーカン。それが生瀬さんだけど。

二階堂ふみは相変わらず宮崎あおいとかぶってしまう。このちょっとアレなキャラは「怒り」の時と宮崎あおいとややかぶり。顔がすごく似てるわけじゃないのに、私の中では勝手に同じ枠にいる。いい意味で裏切らない。しかしあっけなかったのでびっくりした。斉藤由貴にしても、美人はあっけなく散るのか。(三吉彩花は美しくもつよい)ていうか斉藤由貴。あの歳であれってかわいすぎるしずるい。

 

www.youtube.com

 

 

「このスリル!空飛ぶ映像スリップ!」っていうのん、最初からかっ飛ばして来るかとワクワクだったのでついつい序盤の閉塞感に退屈が勝ちそうに。動物の扱いも「んぐ」てなってしまったし。(具体的に虐待されるとかではない。単に私が動物に対して敏感なだけ。)はな子ぉ、実にいい犬だぁ…。

ん?なんだか犬と二階堂ふみが同列っぽく描かれてる気がする。それで良かったの、かな…?

 

CGとかSFXについては何遍も観たアベンジャーズ(予告)なんかよりずっとずーーっと萌えたし。ジェットエンジンが背中からガシャンガシャンって繰り出してくるのんほんといい。折り畳まれてる中身が出て来る感じってなんであんな気持ちいいの。大好物だよ。なんなら合体とかあってもいいよ。パーツチェンジとかあってもいいよ。

そのガシャンガシャンを堪能する気満々のところに、湿っぽいドラマが渦巻くわけ。

 

思春期女子が父親を毛嫌いするって本当に雑草のごとくありふれたエピソードだ。自分もそうだったけど、三吉彩花演ずる麻理はすっごいクリティカルに、しかも面と向かってdisっていてかなり辛かった。私はあんなに具体的に父親をなじる勇気も言葉も持たなかったのけど。

あの時の私がなぜ何も言わずただ父を嫌ったのか。…いやまぁ、「ただ」ではなくて理由はきちんとあったし今も解決していない。しかしそれを口にしなかった。何というか「子供が口を出す領域ではない」というのが私のストッパーであった。決定的なことは言わないままだった。よってもう思春期のことではない状態でまだ心にはある。

しかし怖いよね、思春期の女の子。きっつい。言わないだけで私の中にもあるものだったからほんと参った。刺さった。

なんてことをつらつら思い出しては息苦しくなるくらいには「冴えない父親と思春期反抗期真っ只中娘」の構図が禍々しくてつらい。この作品のターゲットがどの辺りにあるのか知らないのだけど、父親やってる人やこんな娘やってる人ってどんな思いなんだろうか。

書いていて思ったけど、佐藤健くんと斉藤由貴演ずる母子家庭ドラマもなかなかベタでありつつ、斉藤由貴のゴシップバックアップもあったりなんだりでちょっとパンチが効いてた。かわいく儚い母ちゃんを思う息子(美青年)の拗らせ方はたまらん。あれほど冷酷に世界を憎むのは、か弱き母を思って涙を流す純粋さゆえ。

思春期男女それぞれの、親への感情が対比させてあったんだなぁ。

 

「このスリル!空飛ぶ映像スリップ!」とか言ってるけど、実際そうなんだけど、その下で展開されてた親子ドラマが実に苦々しい爪痕を残したのだった…しみじみ。

 

 

わー、監督は大好きな「修羅雪姫」やってたひとか。

そして主題歌はマンウィズ。うぉっほい、やっぱり完璧!

 

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美しい身体を愛でるにはこのメイキングやな。

youtu.be

ボイトレの先生が変わった…堂々巡りつらい

3月末で3年間お世話になったトレーナーさんがスクールを退職された。

本職は歌い手さんであり、詳細は伺っていなかったけれど少なくともトレーナーはメインではなかったと思う。小さい箱ながらライブ活動もされていた。だからいつかそういうことはあるだろうなと覚悟してはいたのだけど、寂しいのはもちろん、自分のこれからのレッスンについて右往左往している。

 

この3年間、私はトレーナーを1度も変更しなかった。何度も壁にぶつかりつつも彼女のレッスンを受け続けた。人見知りもあったし、年齢が近く音楽の趣向も似ていて気持ちが馴染んでからはすっかり仲良くさせていただいた。

私の声に対するめんどくさいコンプレックスや疑問にいつも真剣に向き合い、時に一緒に悩み、私の内側の部分に入って「ぎこさんはこうかな?こうなのかな?」と考えてくださる人だった。ただ、結果的に最後の方は私の中にひどい甘えが慢性的に放出されてしまった。

4月に入って新しいトレーナーさんのレッスンを受けてみて、それを身に染みて実感した。

 

ボイストレーニングはストレートに「歌をうまく歌いたい(高じてプロになりたい)」から、「発声や発音、滑舌をよくしたい」というもの、そして「リラックス」や「ストレス解消」など人によってさまざまな目的がある。私は「とりあえずちゃんと歌えるようになりたい」という気持ちで門を叩いた。「ちゃんと」の定義はあいまいで、当然プロを目指すことなど微塵も考えておらず、そもそもひと様に聴いていただきたいという大それた気持ちすら毛頭なかった。

レッスンを始めてすぐにミックスボイスという具体的な問題にぶつかった。なのでとにかくまずはそれを習得することが目的になった。様々な問題にぶつかり、それを克服することを繰り返してきた。

体調や気分が優れない時はキャンセルをする。でも身体を使って声を出すということは、気持ちがスッキリしたり副交感神経がよく働くようになるという効果もある。会話をたくさんしてお互いの体調や私的な問題についても色々吐露できる関係になっていたので、しんどい時は話したり深い呼吸と発声をしたり軽く歌ったり、ヒーリングのようなとてもいい時間を過ごした。

本当に、私にはとてもいい時間だった。それは間違いない。でもいつしかそれはレッスンという学びの場ではなく、ただ気楽な時間という中途半端なところで満足するようになってしまっていた。

 

 
今、私はすごく悩んでいる。
うやむやにしていた「何のためにレッスンを受けるのか」というところだ。苦手を克服したい。何かを得たい。お金を払ってレッスンを受けるのなら当たり前にそうありたいと思う。けれどそれがとてつもなくしんどい作業であること、これまでの曖昧な臨み方ではそれは達成できないことを、新しいトレーナーによる2回のレッスンで痛感した。
別にこれまでのレッスンが無駄だったということじゃない。私は確かに上達するのを感じていたし、レッスンを受ける前よりもずっと自由に楽しく歌えるようになっていた。苦手な部分も少しずつながら克服して来ていた。ただそれ以上がなかなか達成できなくて甘えに走ったという気もする。
 
上達を目指さないならただの「仲良しお歌ごっこ」だ。なんだそれ(今適当に思いついただけの言葉だけど)。
それでなにが悪いのか。
でもお金払ってるし。
じゃあレッスンやめて友達と楽しくカラオケしてたらいい。
それじゃまた行き詰る…
 
…んんー?
書いているうちになんとなく整理出来て来たかな…。
 
自分一人では見つけられないもの、分からないこと、そういうことは無限にあると思う。レッスンを受けたらそれが簡単に手に入るかと言えばそうじゃない。自分の声は自分にしか変えられない。努力をして探らなければならない。習うとはそういうことだ。そこには絶対しんどさが伴う。
 
お金払ってしんどい思いするのん、なんかイヤ←
 
ああやっぱり答えからまた離れてきた。
 
バランス?
モチベーションは?と問えば「自己満足」だ。「あ、上手く出来た!」ていう感じ。誰に褒めてもらえなくてもいい、「こんな声が出た」とか「こんな歌い方出来た」と実感すること。そしてそれが身に付くこと。
楽しいと感じるために自分でどこまで努力するのか。それはトレーナーからのプレッシャーではなくて、自分で課す努力でなければならない。
 
待て、「でなくてはならない」ってなんだ。
お金をもらう方じゃないのに!
 
 
私、考え過ぎなのかも。
もっと気楽に「趣味として楽しむ」でいいんじゃないか。
待て、習うのなら「技術を身に付けたい」じゃないか。
 
…堂々巡り
 
 
 
とりあえずちょっとカラオケしてくる←

映画「キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン」今までごめんよ、ディカプリオ~

ディカプ、すまん。

ほんとすまん。

ほんと、全然好きじゃなくってすまん。いやむしろ嫌っててすまん。ブサだと思っててすまん。ちんちくりんのおばさんっぽいとか思っててすまん(悪口か)。

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この作品のスチールがあかんかったんじゃ。もうチラシ観た瞬間に「おばさん?」てなったんじゃ。しかも次に観たのがこれで。

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その次がこれ。

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あ、「インセプション」とか、あとなんだっけ、インセプションに似たヤツ、夢オチっぽいヤツ。まぁいいか(いいのか)。あ、思い出した「シャッター・アイランド」も観た観てた!!

…私の中のディカプ、かわいそすぎない?もう本当にかわいそすぎじゃない?

とにかくディカプリオにずーっと興味がなくてロミジュリもタイタニックも未見。そして何故かトム・ハンクス作品もほぼ観ていない。敢えて避けてきたわけじゃないに「フォレスト・ガンプ」すら未見だよすまん。て言おつつも積極的に観ようという態勢にはならないんだけども。

今ディカプの画像をググってたら超絶かっちょ良かったよ…いまさらだけどホントかっちょええやん…昔の。かっこいいかわいい足長い。おばさんびっくりだったよもう…。

 

さて、原作はベストセラーの物語だと思ってた。実話とは驚き。2003年公開(日本)。最近の様でもう15年も経ってる。まぁこの歳になると15年なんてついこないだみたいな感覚なんだけどね。それもどうなんだ。

エンドロールで主人公フランクのその後が詳細に流れて来た。大成してらっしゃる。21歳で逮捕、刑期12年っていうシーンで、「うわぁそれでも若いから全然まだやりなおせるね」って思った。そして事実ご立派になられてた。

収監されてから更生に至るまでの経緯はフィクションが入っていて、そもそもトム・ハンクス演じるFBI捜査官も架空の人物なのだそうだ。

若く孤独な詐欺師と、仕事人間で妻と子供に逃げられた(?)やっぱり孤独な捜査官とのやりとりは見どころのひとつだ。

もちろん、傷心の家出から華麗なる詐欺師に変身していく流れには目が離せない。才能があったと言ったってそこから小切手を偽造して世界中から金を掠め取って行くなんて、ガバガバな世の中だったんだなぁという話だけど時代だ。

今で言うと仮想通貨騒動っぽいのかな、これ。ちょっと違う?全然興味ない人には困ったことは起こらないけど、どこかで祭りになって誰かが不当にごっそり儲けてるっていう図式。目の前にいる泥棒を追いかけるんじゃなくて、どこかの誰かが見えないところではたらく「不正・犯罪」を、警察が実感としてなかなか捉えられないという構図。

 

ただ、センセーショナルな事件の根底に流れるのは壮大なホームシック。犯人の青年はたった16だか17歳の男の子だった。せつなみハンパない。

尊敬する父親が事業に失敗して幸せだった家庭が崩壊していくのをどうしても受け入れられない。莫大なお金をだまし取って世界中を逃げても、彼が取り戻したいのはあの温かな家庭。その執着はいつも彼を絶望させ孤独にする。お金さえあればまた元に戻れると、子供の心のままに大胆な犯罪を繰り返す。

権威ある人間に成りすまして自信たっぷりに振る舞う姿と対照的に、幸せな家庭と大好きだった両親との暮らしに思い焦がれ寂しさを募らせる。その哀愁の表情は本当に胸に来る。…美青年ディカプリオだからこそ!!

(あ、「フランク・w・アバグネイル・Jr.」でググるとなかなか美男子だ…)

 

これからは若い頃のディカプリオを愛でるようにするよ!!

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Bruno Mars LIVE 24K MAGIC World Tours in Tokyo~さいたまスーパーアリーナなんだけどさ

もうご本人も「TOKYO!!!」てずーっと言ってたし、仕方ないじゃんね。TDLと同じでしょ、もうしょうがないじゃんね。日本はちっさいんだ。

まあそれは全然いいんだけど。静岡とかだとちょっとこらって思うけど。

 

 

初日。

とにかく感激した。

私は若い時にマイケル・ジャクソンを観に行かなかったことを後悔してた。なんならオフコースですら行っていないことが悲しかった。

だから今回は本当に「嬉しい」が爆発した!「この瞬間にここにいれて最高!」と思った。夢みたいだった。イントロが流れるたびに電気が走った。叫び声が出た。脳も身体もなんか分からないけどヤバイ物質に包まれた気がする。

こんなに嬉しい気持ちが勝手に溢れてくることあったかな。…あっただろうけど上書きされたろうな。

そして涙腺バカは頬を何度もぬぐった。ほんとに楽しかった。

 

(でもなんかね、すっごい短かったんだけどね…結構テンポよくささーっと終わったんだよね…)

 

隣のあんちゃんがカラオケボックスのノリで歌うのだけはどうしてもムリ。途中で2回くらいガン飛ばしたらちょっとだけトーンダウン。うるさいこと言いたくないよ、そりゃみんな歌うよ、分かるよ、でもなんで全然知らん男の「自分だけ気持ちいいカラオケ」聴かなきゃならんのだよ?みんな楽しめばいいと思うのに、こういうもやもやした気持ちにさせるなよ…ぶつぶつ。

それでも昔よりもずーっと解放的で自由。踊って声を出してる、手拍子でもない揃ったかけ声でもない、なのにどんどん盛り上がる。日本人も変わったなぁ…ていうか世代交代か(あと客層)。

そういうのも全部ひっくるめて本当に楽しかった!!我を忘れるとはこのこと。この一瞬のために半年も心労があったことを忘れるくらい(忘れないけど)。

 

動画撮ってる人もいっぱいいた。ダンスホールみたいになってるし誰も咎めに来たりしない。それをネットにアップしないのがエチケットだろうとは思うけど、やっぱりいっぱい上がってる。行けなかった人はこれで雰囲気だけでも楽しめるだろう。「次こそきっと」というため息と鼻息吐いてるよね。

S席とは言えさいたまアリーナ広いし距離すごい。スクリーンも小さめ、照明が相当ビカビカしててステージ上の彼を目視するのはなかなか困難だった。動画はおさらいにもありがたい…。「無音ダンス」に近いパフォーマンスがおふざけっぽくあったんだけど、あれ何の曲だったっけな?やっぱり大知くんを意識してたのかしら…?*1

 

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この高さと距離よ…

 

先行予約抽選申込み2回目でS席チケットをゲットした私。即完売。

星野源椎名林檎も、何故やら何度も何度も先行予約が発表されて何度も何度も申し込むんだけど全然当たらない。こんな当たらないことある?ってくらい。だれか当たってる?いやほんとに席ある?ライブある?本人は存在してる?て疑うレベル。(ちなみに星野源はブレークする前に3度ほど参戦できてるから存在する。)

首都圏の哀しみ。

でもこういう世界ツアーは首都圏だからこそ。ああ、気持ちの整理がつかぬ…悶々。

 

法外な高額転売が騒がれる昨今なのに何故か特にめんどくさい縛りはなかった。そして当然のように当選発表の日から様々なサイトで転売が始まっていた。10月のことだ。

チケットには小さな文字で転売を禁止する旨が書かれているけど、煙草の箱に「健康を害するので~」て書いてあるのとおんなじくらいなんの意味もない。

サイトのレビュー欄にはチケット転売業者の名前が挙げられ「転売するような奴に当選させるのはなぜなのだ」という空しい書き込みがいくつかあった。私も当たってなかったら歯ぎしり&地団駄だったと思う。

 

私は私でチケット発券までの5ヶ月間、不満たらたら恐怖感バリバリ抱いていたんだけど。10月に当選して発券は3月末だった。この半年近い発券までの間、本当に不安だった。すぐに支払いを済ませて、レシートも当選メールも入金確認メールも紛失しないよう細心の注意をした。そして更に不安を煽ったのが「発券期間は5日間」という短さだった。たったの5日間。なんでそんな短いの!!?

忘れたらおしまいだ…。めっちゃ怖い。

当選の喜びから一転、恐怖に怯える日々だった。

 

5ヶ月後の5日間。

 

これって普通にかなりの難易度だと思う。思う。

休暇届出して準備するような海外旅行じゃなくて、平日会社帰りの、道中含めて4時間ほどの行事。海外旅行なんか「大変、パスポート持ってなかった!」みたいなんでもリスケできるわけ。

ブルーノ・マーズの「次」は全然不確定なの!!もう2度と来ないかもしんない超絶ラッキーフォーチュンで舞い降りたチャンスなの。人生に1回しかないかもしんない事件なの!!

当選で浮かれても、時と共に気持ちが鎮静するのが人間の性。しかし決して油断できない、気の緩みは破たんへの道。

会社のデスクのカレンダーに毎月「発券は3月」の付箋を貼り替え、マーカーで発券期間に印を付けた。スマホのカレンダー機能に1週間前からアラームを設定した。

私はずっと緊張の中にいた。ほんとに大げさな話じゃなくて。

きっとうっかり発券し忘れた人だっていたと思うよ…。

……あ、いない?

 

今回は普通に紙のチケット一択。失くしたらおしまいなやつ。スマートフォンがチケットになるライブも多くなってきた。それはそれで「当日になってスマートフォンに不具合が起こったら!?」「通信制限かかってたら?」とか気が気じゃない。本人確認できる写真付きの証明書持ってない人も大ごとだ。大きい箱だとそのせいで入場に時間が掛かってオープニングに間に合わない騒ぎも耳に入る。

世の中便利になってるけど運用ルールや現場が全然追いついてない。諸々の手数料とかブラックボックスの抽選とか、あんまり深く考えないタイプの私でも「なんとかならんのかい」と毎回ぶつぶつ言っちゃうよ。

 

ねぇ、ぶつぶつ言いたくなるのって歳なのかな。

*1:「Run a way Baby」でした。アップされてたんで観たけどやっぱりよく分かんないやw