映画「砂上の法廷」
金曜日の夜にTSUTAYAで映画を5枚借りてきました。
あと1枚残してもう週末は明けてしまいそう。
「ジョン・ウィック」の後に「砂上の法廷」。
たまたまキアヌ・リーブスが重なりました。
どっちも楽しみましたが、後に観たこちらがやはり複雑だし先に記録しとこかとPCを開きました。
キアヌは嫌いなわけではなかったけど、あんまり積極的に観てこなかった俳優。
イケメンだしそれこそ「映画面白い!」てしみじみ思った「ハート・ブルー」ではパトリック・スウェイジの方が気になってたな…
さて、結果から言うと「あんぐり…」。
ほんとまさかな結末。
法廷モノが好きな人にはちょっと地味かもしれないかも?
地味な法廷モノだと「デビルズ・ノット」もなかなかで更に後味の悪さは半端なかったけど。
日本の法廷モノって「真実を見極めること!」みたいな人がいて、こう、悪い人の画策をことごとく打ち破って真実の犯罪を暴いていくストーリーがありがちなんだけど、
あ、「関ジャム」始まっちゃった!
ささっと書こう。
(三浦大知クン好きなんだよ。ていうかこの番組サイコーだよ)
観てる側は「全員嘘ついてる(んじゃないの?これが嘘ならあれも嘘じゃないの?)」っていう疑念をどんどん否が応でも募らせるようになってるくせに、
キアヌ演ずる被告人弁護士は、「誰が殺人犯か」ではなく「被告人を無罪にすること」のみに敏腕を振るうわけなの。
それはもう、システマチックというか経験と戦略によって冷静に先を見越し、最も相応しい流れと手を打っていく。
ひとりだけアシスタントに就いた頼りなさげな女性だけが「真実とは」の姿勢を見せるし、キアヌに度々意見したり対立を見せたりするんだけど、キアヌはそよとも揺るがない。
忌々しい様な、すごいプロ意識っていう印象はビシビシ伝わってくる。
正義感を振りかざさない弁護士ってものすごい違和感を感じるのは、日本の映画やドラマ界でそういうのに洗脳されてしまってるのだなぁとつくづく思う。
弁護士は真犯人を見つける仕事ではないんだけど、被告人が犯人じゃないことを証明するためにそっちに走りがちなんだよね、ほんと。物語として作りやすいんだろうな。
訴訟大国とかまた犯罪率が高いアメリカにおいて、そんな「真実を追う正義感」よりも、求められた結果を出すことのみを追求する訳だね。
それによってシンプルかつ早い解決を見る。それが真実かどうかは関係ない。訴訟はあくまでビジネスっていう雰囲気がする。
たまにお金に目がくらんでとか分かりやすい弁護士は和洋問わずいるけど、むしろ真実や正義を追求するよりもリアリティがすごいある気もする。
…
あっはっはっはっは(すみません、横山クンいいーー!!)
ダメだ、続けられないw←
てことで、「ジョン・ウィック」からの「砂上の法廷」でキアヌさんに痺れました。
上野正彦 著の「死体は語る」という法医学の検死のお話とか入れていくつもりでしたが、もう全然集中できないので終わりますw