風邪引いて寝込みながら考えた家族のこと
ずーっと変だった鼻喉。結局風邪で連休3日間をオフトゥンと猫と共に。
これまたずーっとよく眠れてなかったので本当によく眠れた。
風邪っぴきならなんていうか家事をしなくても罪悪感なく寝てられる。
実家に行く予定もドタキャン。
これは多少申し訳ない気もあったけど先回も無理して行って結局何も食べずに寝てただけっていう状態を見せてるから。
無理したり頑張る姿を見せつけたい訳じゃないけど、
自分の中に「無理してでも行くべき」っていうのがある。
今回は咳が出かけていたし、老人2人にうつしてもなんだし。
喉の焼けるような痛みに耐えて、耳の遠い母と大声で話すのも絶対不可能と判断。
春の不調(救急に2度お世話になり、その後様々な検査、会社も休みがちになることひと月)でもそうだったけど、
"娘は身体もメンタルも強くて元気で不死身な訳ではない"
ということをまぁまぁ実感していただけてると思う。
結構、いやかなりのへっぽこなんですよっていう。
こうやって今まで長い間ほったらかしていた親子関係を、メールでやりとりしながら色々答え合わせをしている感じだ。
今回は、
子供の頃から母からしょっちゅう叱られたことが身に付いてないことを謝ると
「そんなこと一言も言ってない!!」
と返事が返ってきてびっくりした。
えーあんなに言われてたのに(笑)
あんなにキィキィ怒鳴られたのに(笑)
例えば掃除や片付けが苦手とかそういうことだし、
実際今も本当に部屋は散らかしてるし掃除も苦手だし
叱られた事を恨んだりはしてない。
心から今「叱られ続けてきたのに直せなくてすみません」て気持ちなんだけど。
母はとにかく大型スーパーの店先に立って仕事をしていたので、ストレスも大きかったろうし、立ちっぱなしで疲れもあったろうし、何より父の抱えた借金などそれこそ身も心もへとへとだったはず。
なのに帰ってみると、のほほーんとした娘のていたらく…腹も立つよ、イライラするよ、キレるよ、当たり前だよね。
なんていうかね、自分は父へのイライラは最大級に膨らんでいたのに
母を思う気持ちをそれで誤魔化してたというか
父に腹を立てることで母を思っていると勘違いしてたんだろうな。
実際には母の助けになることなんて何もしてなかったんだ。
…
あ、今気付いたんだけどね←
あとは「母が可哀想」って自分が思うほどに母は思いつめてなかったんじゃない?というのも最近分かった。
外で仲間とおしゃべりしたり、お昼ご飯を食べたり(弁当は持って行っていなかったんだよそう言えば)、母なりに社交的な部分はそこで楽しみを見つけてたんだなぁって。
「お母さんばっかり働いてて可哀想!!!」ていうだけのごくつぶし娘であったわけで。
かいがいしく家の事をする娘でもなかったわけで。
何もせずテレビ見て夕方からお酒飲んでた父と同じなのだよね。
物凄く軽蔑と嫌悪感しか抱けなかったあの父と。(今も同じで生きてるな、あの人)
まあそんなこんなで
イヤイヤ言いながらもiPadを使ってメールを返してくれる母と
面と向かってはきっと話せないことをいくらでも話し合える今、
これは本当に大切で素晴らしい日々だと思ってる。
こんなに色んな心の内を話し合うって、親子では普通なのか珍しいことなのかも分からない。
仲良し家族とか、良好な親子関係を継続してきたという友人たちもいるけど、親子でも所詮別々のことを考えるわけで、いちいち答え合せしてるとも思えない。
妬みや羨望もない。みんなそれぞれの心地よい形なら結果オーライなんだろうな。
自分とこですら未だに手探りなことだし、他人の家族の事など知る由も必要もないのだけれど。
そんな事を思ってた3連休。