映画「女と男の観覧車」~珍しく邦題が成功してる
ウディ・アレン作品、初めてかも。
しかも #metoo 騒動で告発されてからとか、なーんかモヤるわー…
まあ映画も結局モヤる話だったわー
(書いてみたら案外楽しんでたみたいだけど)
主人公ジニーを演じるケイト・ウィンスレッドが強烈。あ、あの「タイタニック」の人?未見だけどあの人でしょ?こんなゴツい人だった?可憐な乙女じゃなかったの?
…画像ググったら片鱗はあった、そんな華奢でもなかった。カワイイレオちゃまに比べたらだいぶ色々熟してらっしゃるように見えるわ。
もうリアル42歳!じゃあほぼ劇中40歳誕生日迎える辺りリアルな役どころだね!それにしても貫禄すごい。目ヂカラすごい。おっぱいとか腰のボリュームすごい。何より血迷い方がすごい。キョーレツ。色々桁外れ。外れすぎ。
ジャスティン・ティンバーレイクだってそこそこいい身体してるのに、ケイトとの対比で超軟弱男子に見えちゃうの。ジャスティンのリアル年齢37歳。大学(院?)生役、ふふ…(何の笑い)。筋肉ライフセーバーうんちく垂れチャラ男くん。なんていうか、ただ整ってて若いっていうだけの存在なんだけど、クソっぷりは印象深い。主人公に比べて実に軽い。発泡スチロール!
ギャングから逃げてきた義理の娘キャロライナは、その背景だけでろくでなしなのかと思いきやびっくりするほど素直で良い子。えー?そんなかわいい反応なの?とかいちいち驚いてしまう。すごい良い子だわーって。
チャラ男争奪戦なので、対する四十路のジニーは拗れすぎて外見だけじゃなくメンタルまで相当ヤバくなってしまう。
その痛々しさは、肉体だけじゃなくてまだ若い2人と対比させて描くゆえに突き刺さってくる。痛くて悶えそう。
確かに苦労してる。捻くれちゃうのも少しは分かる。でも全ては身から出た錆な案件ばかり。反省も修正もしないで若い男に入れ込む姿はもうお前は同じ女性として激しく恥ずかしいだけだ、やめろ!とか軽く怒りの感情が湧いてくる。
まずは連れ子の問題に真面目に取り組め。生活苦のせいにして子供の幸せを考えるよりも自分の不幸を呪うジニー。挙句に若い男と未来を夢見て常軌を逸して行くとか論外だろ。
女であることは捨てなくてもいいけど、若い頃の過ちを思い出しみろ。母としての自分を捨てるんじゃない!そこに息子がいるんだ!
ほんとにね。
マジかよ、オレこんな40じゃなかったよな、もうちょっとマシだったよな?とか自分を見つめ直しそうになってしまった。なんでお金出してこんな思いしなきゃなんないの(笑)
笑えないんだよー
ギャングに狙われる娘とか放火癖の息子とか、もしかして「現実離れしてウケる」ネタのつもりなのかもしれないけど(ウディ・アレンてそういうんじゃないのかなと勝手に思ってるけど)、全然おもんないし!笑えないし!
ウケたのは、やっぱりジャスティンチャラ男かな。
ゴリゴリの人妻と突然現れたいわく付きのバツイチチャーミング女子との間で真面目に揺れてる。いやマジでウケる。マジで迷ってる。(最終的には当然…ね)
哲学者(?)の友人相談してすげぇ現実的なアドバイスもらうとか、ほんとウケた。
ぁ…パッパ、可哀想やったな…(哀愁付け足しとくね)