Hello My Friend.....?
相変わらず亡くなった猫のことが忘れられずにいるのだけど、それにも増して「居たはずの存在の空白」の淋しさに耐えきれず、足取りは重かったもののなんとか動いて新しい出会いにこじつけた。
偶然の賜物と思っている動物との出会い、結局その糸は自力で手繰り寄せるしかないと思い知った。保護猫活動を個人でしている方から保護された子猫を譲り受けた。縁を無理やり引っぱったせいなのか、引き取り3日にして、未だ目が合った途端に腰が抜けたような姿勢になって逃げてしまう超ビビりである。
しかし無抵抗非暴力なのはありがたい。切ないけどまだ救われる…
可愛さと心配で構い過ぎなのではと思いつつ、ご飯も排尿も自らしてくれない。ご飯は潜伏先を突き止めたところで2度手から食べてもらった。とはいえ必要量としては半分程度だ。排尿に至っては我が家に来て36hを超えた今も明確な痕跡がない。(保護猫パイセンの同僚の話だと「どっかにしてるんじゃ?」ていうホラー)
当初は飲まず食わずだったので仕方ないとして、ちゅ~る(おやつ系流動食)やウェット餌を口にしてからは12hを超えている。
今日帰ったら多少なりとも出していて欲しい…。怖い。尿毒症がめっちゃ怖すぎるのでお世話になっている病院の先生に確認したけど、「我慢できないから出したい時出すよ~」と呑気なお答えが…。あぁ。あの先生の院内にも保護猫がいたんだよな、確か数匹いるって言ってた。
人間が構わないことが分かると探索に出る様になったことが鈴の音から分かる。家人がうたた寝、私が自室にいる間、リビングでチリリンチリリンと鈴の音が踊っていた。時折「にゃあああん!にゃあああああああんっ!!」(ものすごく猫っぽい)と鳴いている。あれ、なんだろうか。これは何かこちらに知らせたいことがあるのでは?と思って、そーっと見に行って気取られるとあっという間に姿を隠す。
…どーしたらええねん。(多分、保護されたお宅では他の数匹の猫に囲まれていたので探しておるのだろう…可哀想に…すまんのう)
シマリスと暮らした時のことが思い出される。まるで初めて飼う動物みたいだ。あまりに警戒が強くどう接したらいいのか分からない。
何をしたら嫌で、何をして欲しくないのか(同じ)…多分積極的に何かを欲してくれてないけど、それを知りたい。教えて欲しい。それはどんな動物だって同じ。
そしてそれが分かったら要求を呑むので、交換条件を呑んでもらいたい。
1.ちゃんと飲食してほしい(食ったら自分のトイレにしっことうんこして)
2.身体を洗わせてほしい(保護宅からずっとしっこの臭いする)
3.目が合ったからってビビらないでほしい
4.これから夜は冷えてくるし、出来れば潜伏先は毎回同じにしてほしい
(補)同じじゃなくてもいいから分かりやすい所か、さもなくば呼んだら返事をし…
…え?欲張り過ぎなの??
なかなか気が気でなく心身共に疲弊が激しいよ、仲良くなれるのかな…。
前の子が「もうぼくのこと忘れちゃうの!?」て怒ってるのでは?とかガラにもなくセンチメンタルなことまで考え始めちゃうよ、おばさんは…
とりあえずサロペットの中に入れて、部屋を2周ほど見学させた(無抵抗・非暴力状態)後、手を放した瞬間に行方不明になる。