ぎこ記

映画や音楽多め。あとどーでもいいひとりごち

Billy Gilman ~ビリー・ギルマンはこれからどうなる?

気になったので再掲。 (先回アップしたのは多分カットしてあったものです。フルバージョンがこちら。荒い画質だけど。)

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2001年マイケル・ジャクソン30周年ライブより

 

「Ben」だけが特別ではなくて、いつもいつもあの頃のビリーはキラッキラ輝いて本当に楽しそうに全身で歌っていました。

変声後のオリジナルアルバムは1枚のみ。「Everything and More」です。うーん美青年になっている(キラキラ)

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タイトル曲MVでは女の子とちゃらちゃらしてますが、変声後の自分の発声について迷ってる感じが伝わってくる歌声です。

「Looked into the Wings」こちらの方が歌詞はともかく楽曲として好きです。動くビリーは出て来ませんが。

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声の張りや伸びが子供の頃と全く違う。きっとあの頃ならもっと楽しくどこまでも広がる様な部分、変わってしまった自分のことがまだ受け入れられずに、それでも模索しながらここまで出せる様になってアルバムに臨んだのでは?と勝手に想像して胸が詰まります。 

 

webサイトを探し当てましたが、ちょっとムチっとした彼がいかにもカントリーなチェックのシャツとデニムでライブ活動を報告するようなものでした。カントリーミュージックの括りにいたのでそういうスタイルはアメリカでは違和感ないんでしょうけど…。

ライブの様子の動画もノリはイマイチ…何より楽しそうに見えない。頑張ってるけど「こんなじゃなかった、こんなじゃないはず」っていう胸のつかえが取れないです。

(先回から私がビリーに感じている心情は全て私の想像であることはどうぞご容赦ください、いまさらですが。単純に、私自身が変わってしまったビリーの声を受け入れてなかったのかもしれないと、読み返しながら思いました…)

 

2009年にMJが亡くなった時、ビリーは21歳。ツイッターアカウントを遡ってみたら「信じられない、安らかに」程度のあっさりしたツイートのみでした。振り返ることも出来ずにいたのかな…。

だんだん辛くなったし表舞台にはもう上がってこれる気もしなくて、そもそも子供の頃のあのパフォーマンスでもアメリカでしか騒がれなかったし、追いかける気力が薄れていました。

 

声変わりって男の子のほとんどが通る成長期ですよね?

これほど人生に影響を与えるのは幼少から発動してしまった才能ゆえ。もっと大切に育ててもらえる環境になかったのかなと。

日本もそうだけど、子役だろうと才能を吸い尽くす様にアーチストを使うショービジネス界。

声が出せない時期には無理せず一度歌うことから離れてゆっくりと変声期を過ごし、ある程度安定してから適切で丁寧なレッスンを受けていれば、そこを見守ってくれる環境ならとつくづく思いました。

 

 

先月、2016年の「The Voice」動画にビリーを見つけた時は20cmはジャンプしました(当社調べ)。

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あ!あ!あ!はあああああ!?

審査員アダム(マルーン5)の「なんだ?」という顔、そして確信に満ちたボタン!その時のビリーのドヤ顔(先回のラストにスクショ掲載)。最後涙をこらえる姿…。

 

ママ(私)は嬉しいよ…うぐうぐ。どこまでも広がる高音域と湧き出るような力強さと笑顔。テクニックはそのまま。このためにトレーニングしたのか分かりませんが自信に満ちて、ビリー本来の魅力を如何なく発揮してます。

アダムよ、お前知らんかったんか!?ていう感じで私は大興奮。

歌いながらどんどん子供の頃の表情に戻っていく姿を涙目で観る…(私以外の人がそれを感じるかどうかは謎なので飛ばしつつ)w

 

歌唱後の審査員トーク

ブレイク・シェルトンはカントリーの大御所。後ろ向きのまま何とも言えない笑顔を浮かべて歌を聴いてました。名前を聞き「君を知ってるよビリー。僕が最初のアルバムを作ってる時に君のアルバム『One Voice』が発売されたんだ。クレイジーだった!一体何者なんだと思ってた〜気になってたよ、ここで再会できて嬉しい!」

マイリー・サイラス「あたしあなたの音楽知ってる!」…彼女の父親もカントリー歌手。ビリーは彼のオープニングアクトをしたと答えます。「私、スクールバスの中で貴方のビデオを観てたような?」と。ビリーは笑顔で「そう、それはボクだよ」。彼女は立ち上がって大興奮(笑)(マイリーの服については触れないw)

アダムは…いっか←w

アダムとマイリーが言い合いになるのもおかしいです(笑)

(※この会話の内容について修整しました。アダムとマイリーの部分は割愛したままですが)

 

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何度か対戦後、別の挑戦者とデュエットで競います。はぁ、デュエットてステキだ…本当に楽しそう。聴いてる方も楽しい。ハモる、掛け合う、ワクワクする。

アンドリューさん、すっげぇ上手いですよね。この歌声、ちょっと白人ぽくなくてソウルを感じて新鮮、私好きです。ちょっと笑顔がなんていうか不気味ですけど(ぉぃ)

これ以外の挑戦の様子も関連動画としていくらでも出て来ます。

 

もうあれです、アダムの惚れこみ様、彼が歌唱力だけでなく自信をつけて成長いく姿を観ていて楽しくて仕方ないです。

この復活劇で既に新しくオフィシャルサイトが立ち上がり、美少年の成長後のイメージを演出してます(笑)

実は動画を追っている間に私の中に「ビリーはもしや…?」て気付いたんですけど、やはりこの挑戦の前にゲイをカミングアウトしてました。

…なんだろう、あの醸し出すゲイ感。アダムとビリーの瞳がピカーッと光りましてですねry(私ジェンダーとか、完全にその気持ちが理解できはしないけど嫌悪感とか全くないです。どんなことも人それぞれだと思ってるので)

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勝ち残ってステージに上がる度に歓声が増えていく。ぅぅぅうれしいねぇ、ビリーぃぃぃ。

(尚このステージ、序盤で少し苦手な音域なのか歪みます…でも完璧じゃないけど皆聴き入ってるんです) 

 

 

ビリーは最終的に準優勝となりますが、「マルーン5のアダム」というビッグネームをバックに持つことが出来ました。

しかし今後のヒットチャートに上がって来るかどうか、私には頷けません。広いアメリカのショービジネス界についても音楽界についても理解も情報も私は乏しいですから、日本にまで知れ渡るかどうかも予測できません。アメリカだけでもとても厳しいだろうとは思います。

世界中の「The Voice」挑戦者たちは皆、審査員だけでなく客席も湧かせます。実力は拮抗していて審査員の好みに合うかどうか、ひいては多くの多くの聴衆の耳に響くかどうか、ほんのちょっとの何かです。

 

大人になったビリーには子供の頃とは違う魅力がありますが、実は人々はこのビリーだけが歩んでいる「劇的な復活ストーリー」にも驚嘆や感動をしているのではないかと…やはり少年時代の屈託ない歌声が大好きな私は考えます。

 

今年彼は29歳。まだまだ変化し、更には力が伸びて行くのも歌というものだとも思います。

ビリーの少年時代からの音楽への夢をこれからどう業界が受け止めてくれるのか…

願わくばどうかこの笑顔がどんな形でも続いて欲しい。

 

元も子もないのだけど、これだけ書いてきて悲しいかな冷静になっていく自分もいたりするわけで…。だからこそこのオーディション動画の世界だけで終わらないでほしいと願っているんですよ、もちろん。

頑張れ、Billy‼️

 

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いまさらですが。

きちんと年代順に詳細書かれてる方のブログを発見しました(笑)
私のようにうるさい感情が入っていませんので分かりやすいですきっと。

kk151992.hatenablog.com

でもこの方、2015年8月に書かれていてその後は触れてない様子なので、「The Voice」に気付いたら腰抜かしてるかもですね(笑)

 

※20170415修整について

私は英語の聞き取りがものすごく不得手。聞いてたまに耳に残る単語を想像で繋げて書いてました。が、動画によっては字幕が出ることを今日知りました!

てことで、字幕で分かる範囲を簡単に訳して修整しました。真面目に辞書や翻訳アプリも使っていないのでざっくりですが、彼らの興奮の意味がやっと詳しく分かりました。嬉しい…

なんと歌詞も字幕出せるんですねぇああああ!本当に今頃知りました←orz