ぎこ記

映画や音楽多め。あとどーでもいいひとりごち

映画「ドクター・ストレンジ」絶対に3Dで観よう!

最高の気分のうちに書いとこうと思います。

 

帰宅して風呂なう。

 

ほんっっとに面白かった。

私、アメコミやファンタジーは基本的にそんなに好まない。

俳優さんとか、あとは単純なので予告編で欲望に火が付くタイプ。

先入観として「うわぁディズニーはいいやー」とか「ミュージカルあかんわー」てあるけど。

 

今回はベネディクト・カンバーバッチさんだよね、当然。ドラマの「シャーロック」からすごい好きになってたし、なんならあんまり売れてない映画も観たし。

裏切りのサーカス」では「顔長いなぁ」くらいの感想だったんですけどね、すみません。

ただ「は?アメコミ?」てのが最初の印象。

「カンバーバッチがアメコミ実写???」

全然想像出来ないしそもそもドクターストレンジとかなんやそれ?だし。

 

 

が、完全に現世に引き戻されて風呂タイム終了。う、うむ。世界は自分のためだけにある訳ではないのだ。

てことで翌日までひっぱって必死に書いてます。

 

 

さて。

アメコミの漫画としての楽しさって実際知らずに育ってきたし、我々日本人は日本特有の漫画文化だし、ゴツゴツしたタッチも話の中身ももはや受け付けない状態。

私は特に少年漫画はギャグ方面もリアリティ方面も、そして少女漫画はちょっと大人っぽい心理的に拗らせてる方面なんかに夢中になってた。

アメリカのコミックっつったら唯一スヌーピーのペーパーバックがあったな…←ほぼ哲学マンガ

 

あからさまなヒーローモノならもう「仮面ライダー」や「キカイダー」や「ガッチャマン」がいたし、女の子なら「ミラクル少女リミットちゃん」がいたし。雑い設定のアメリカンヒーローには目が行くはずもない。

テレビシリーズの「600万ドルの男」とか「バイオニックジェミー」には食いついたけど、これはもう「改造人間」の素養が日本の作品で備わっていたからこそ。

アメコミヒーローに興味が行かなかった理由を述べてもだからなんだよって話を書いてみた。

なんか映画を観るたびにこうやって自分を振り返るのって「人生終末期の走馬灯なのかな」とか思うわ。

 

 

てことで戻ると「まさかカンバーバッチさんがアメコミヒーローとか嘘でしょう?」からだったこの作品。

なんちゅうんですかね、3Dのの楽しさを存分に味わえたことと豪華俳優陣ったら!

子供が真似する様なヒーローパフォーマンスをおじさん達が真面目にしてくれる。

それにちょっと面白いの。

ちょっとなのにすっごい面白いの。ジョークが。

ジャッキーチェンの系統も確実に入ってるよね。リメイクの「ベスト・キッド」とか思い出す(私だけ?)

 

傲慢おじさん(イケメン)が人生に打ちひしがれて泣きながら山に行って修行してマスターなっちゃうって、これは萌えでしょう??

男女関係なく萌えだよね??(ご同意は特に必要ないです)

 

しかも師匠が老若男女の区別がつかないティルダ様ときたよ。

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出典: www.buro247.com

 

人類を超えてる美しさを持つあの人だからこそのオーラ。それがもしかしたら悪と表裏一体の存在だったりしたらもう立ち上がってオロオロしたくなるよ。

したくなる…よね?ならない?

うそぉ?うそぉおお?てなったよ、あ、大人だから薄っすら「それもあり得る」とは感じてる訳だけど(汚れている心)。

 

また悪に取り込まれちゃう人たちの分かりやすい姿←メイク。目の周りが真っ黒ビカビカでマッドマックスも真っ青だよ。

 

 

なんかね、出てくるおじさんらがみんな涙してる。泣くのよ。怒りながら。

何故なら現世でものすごく悲しい経験をしてその世界に入ってきているから。

みんなひとりで乗り越えられなくて、希望を求めて山に登るんだよ。

 

もしかして山って「そこに山があるから」登るんじゃなくて「苦しみを乗り越えるため」に登るんじゃね?

(山登りの格言完全上書き)

まさか魔術を得るとは思わないけども。

 

 

悪の世界がね、もうなんていうの、子供の頃からのイメージをそのまんま再現してくれてるよ。

ブラック・ゴースト(サイボーグ009)とかアミ(スターレッド)とか、なんか宇宙を漂い悪の闇に巻き込もうとする意味不明のやつを映像化したらこれだよね。

もうどの作品もこれでええんちゃうかと思うよ。

仮面ライダーのもキカイダーのもさ。

(最近のヤツ知らなくてほんとすまん)

 

傲慢でイケ好かない神経外科医主役の彼女役がレイチェル・マクアダムスだった時の感激ね。(前情報知らんすぎ)

これもちょっと立ち上がりかけたよね。

好きすぎ。

ほんと好き。

 

 

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出典:www.wallconvert.com

 

…急に今思い出したけど、「シャーロック」の劇場版…あ、これはで共演してるやんね、カンバーバッチ。…違った、ロバート・ダウニー・Jrの方やったわ。

この時のレイチェルはルパンの不二子ちゃんみたいな色っぽくって小悪魔みたいで素敵でした。

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スポット・ライトではほぼすっぴんでこれまたキリッと美しくて。

 

bionic-giko.hatenablog.jp

 

画像なかったわ←w

 

なんでしょう、

私こんなに「もう一回観たいなー」って思った映画って珍しいです!

観ないとは思うけど、誰かが誘ってくれたら観ちゃいますわ。

ほんと面白かったもん。

盤はいらない。

これは絶対に劇場で3Dで観ないと!

あのうにょうにょぐるぐるの世界観を体感しないと!!

画面に見入っちゃうから字幕が読み切れないの。あと、初めて吹替がいいかもって思った。読まなくてもいいっちゃいいけど(ていう感じのストーリーw)、それくらい3D画像が楽しめる映画です。

 

娯楽映画としては自分の中ではかなりトップだと思う。

(あんまり鑑賞記憶を整理してないからわからんけど)

だいたい上書きされて「一番ちゃうか!」て思う単純さ←

 

 

あんまり楽しくて、あまりにも没頭しすぎて

数日落ち込んだり悲しんだりしてた現世を忘れるほどに楽しくて、終盤なってきて悲しくなってきてうるうるしてしまった。

だってもう、そうなると登場人物の影の部分が刺激してくるんだもの。

だって人生において辛いことは多いやん?なんなら辛いことばっかりやん?

打ちひしがれて山に登るまで行かなくても、時間と金があったら登っちゃいたくなるかもしれないくらい辛いこといっぱいやん?

(登らない)

 

こんな楽しい映画で泣くかよって思いながらうるうるする涙腺バカで、もうしょうがないとは思うヨ。

 

てことで、勢いのままアップしちゃいます。

主役画像入れてないですけど。

 

あ、マントがめっちゃかわいいですよ(笑)

さすがディズニー入ってきてますね←