ぎこ記

映画や音楽多め。あとどーでもいいひとりごち

「歌う」 5 ワタシの結論

”ワタシの”??

 ↑すみませんこうなりましたw

 

"ピアノやってた合唱やってたバンドやってた"

スクールに来る人の中でこういう経歴は全然珍しくないでしょう。半分くらいはそうじゃないでしょうか。

でも自分にとってそれが一体なんの価値があるのかと、トレーナーさんと初めてお話をした時に思いました。あ、もちろんトレーナーさんはそれを否定したりしませんし、むしろ安心されてました。
でも実際にレッスンを受ければ、声をひとつ出せば、自分がどんな状態かすぐ理解したと思います。

 

若い方が多いです。何かを目指して来てるんでしょうか。そうだと良いですよね。

営業職の方で話し方、滑舌や発声練習の為にという方も多いそうです。

よく見かけますが、車椅子の方や白杖の方もいます。スタジオに入って行くところも出てくるところも見たことがありますが、笑顔です。

音楽はやはり共通言語ですね。(自分は誰とも仲良くなりませんけど←え)

 

レッスンをお願いするにあたっては、とにかく初心者として扱ってもらいました。

知らない人と喋ることが苦手だもん、目を合わせることも苦手だもん、人前で歌えないもん、恥ずかしいもん!!!

主にメンタルですね。書いてて気付きました(苦笑)

自意識どんだけ高いねん!

突っ込まれても分かってます!分かってますけど、じゃあ聞きたい。

恥ずかしさはどうしたらなくなるんですか?!

もっと歌うことだけに真面目に取り組みたい。自意識なんか忘れたい。

結局トレーナーさんの前で歌うまでに3ヵ月かかりました。

(1年半経ってもまだ恥ずかしいし、100%の自分をトレーナーさんはまだ知りませんけど…)

 

レッスンを受けながら、自分のここがダメだと思うことは無限なので、トレーナーさんが誉めて下さってもそこを黒塗りしてしまいます。

それでも「これはどうかな、こうならどうかな、こうでなきゃダメ?」と試行錯誤をしているうちに、辿り着きたいところや目指すところ、向かいたい方向をふと思う様になりました。

ちょっと引くくらいの勢いでダメだしする自分。よく言うと「こうならなければ!」みたいなのに憑りつかれてました。

 

自意識どんだけ高いねん!(2回目)

迷走するようにアップダウンする自分に突然トレーナーさんが聞きました。

「ぎこさんは、どうなりたいですか?」と

 「あ!あーー…えーーーーと…

    ただ思い通りに歌えるようになりたい!」

急にスッキリしました。

多分トレーナーさんも鬱陶しかったんだと思います、ハイ…

 

今は続けて行くこと、自分への無理難題でイヤにならない様にひとつひとつ頑張ろうと思っています。

どこを目指そうと、辞めないこと。やりたいと思えば。楽しいと思えば。

どんなにシンドイ時も予約したら何とか行きます。ほんの45分、歌うことだけに身を任せると、気持ちも身体もちょっとだけ、1cmだったり30cmだったりでもふんわり上昇します。その喜びを思い出すと次も来なくちゃってなります。

 

発声練習は自律神経にもいいってトレーナーさん言ってました。

深く息をすることって、こんな世の中で働いていたらなかなかないですよね?(自分だけ?)

呼吸を整えたり深く吸ったり吐いたり、そして声を出したり。身体の力が程よく抜けてリラックスします。なんなら凝ってた肩や背中が楽になることもあります。本当

だからこそハイ状態にもなれるんです。好きな事だからこそ、です。

 

自分は「自分を見ること」に神経質になり過ぎましたが、自分が何も持っていないことに気付くのが遅すぎたかもしれません。それでも音楽から離れなかった。

 

月並みな結論かもしれないですが、自分がしたいことはやり続ける方がいいんだなと思います。歌うことが自分が好きとか、習いたい、習うってことを知るまでに、こんなに時間がかかりました。

 手習いをし、それを継続し積み上げることが力になるはず、ならなくても嫌いになりたくないから、続けて行こうと思っています。

 

 

おしまいにします!