ぎこ記

映画や音楽多め。あとどーでもいいひとりごち

「歌う」2 ミックス・ボイスって?

自分は女性で、地声と裏声は練習することで音程や声量の調節が上達しましたし、音域も広がりました。

1年本当に全然分からなかったのが換声域の安定した発声です。

 

ミックスボイス。どこにチカラ入れるとか、どこのチカラを抜くとか、そういうことではありませんでした。
ドラマー君の言う「てっぺんから出して見て」的なイメージで言うと

 

「上あごから鼻に抜くような発声」

 

この表現で伝わるか、ドラマー君には思いついた時点でLINEを送ってみましたが、さて返事が来るかどうか?(笑)

ドラマー君曰く、具体的にわかりにくい、イメージがしにくいそうなのですが息をどこから出しているか、出している声が今どこに響いているかは本人が一番意識出来る感覚むしろ本人にしか分からないので、教える方もそう言った感覚的表現しか出来ないのかもしれません。

 

返事が来ました(笑)
「喉の調節で出すものだと思っていた」ので「上あごとか鼻に抜くとか、はぁ?」となったみたいです。
な、なるほど!喉を?なるほどね。喉は声帯が鳴っているならOKだと思います。多分。(多分)

 

先にも書きましたが、声は単純に息を声帯に当てて出すと言う単純なものです。それを響かせる場所をどこにするのか、そこが発声や歌の重要なポイントだと思います。

「鼻に抜く感じ」で発声すると、最初は「鼻声」っぽくなるかと思います。美空ひばりさん。あの方は完全なミックスボイス覇者です。

自分も最初は「こ、これはひばりさんでは…汗」てなりましたが、不思議な事にいずれ自分の声として馴染みました。

なので美空ひばりなりきり」を存分に楽しむ練習をできたのは楽しくて得しました(笑)


大切なことですが、自分のトレーナーから自分が教わった表現ですので、個人個人で変わってくるかもしれません。別に試しても毒にはなりませんが、無理な歌い方は迷いの原因になりますのでご注意を。

 

自分にとっては、地声でも裏声でもない声の出し方を習得した喜びはすごいです。

あの歌がこんなに歌いやすくなった!!
あの部分にちゃんと声の厚みが出る様になった!!

何度も何度も歌い、楽曲を録音して確認しました。

 

が、実は聴くとよく分からないです(笑)

てことで発声が「意識」の問題であることが分かります。

 

トレーナーさんにも録音を聴いてもらいましたが「?」てなってました。

「これでぎこさんは歌いやすいの?」

全然違うんですけどね…ええ、ちょっとその反応ショックでした(笑)

 

先にも書きましたがミックスボイスはなかなか難しい奴です。歌によって変化しますし、言葉の発音も関係してきます。
あることは確信してるのですが、なかなか自在に操れません。あと勝手に動き回ったり、んーするかな…←? 
野生のスズメを手馴けるような感じ?


苦戦しているうちに、いつのまにか換声点が上がっていきました。(ほんとに動くんですよ←)
もともと地声にも裏声にも、非常に安定した域とちょっと不安定な部分がありました。声が薄く揺れる様な。
そこがミックスと結合して安定してくるのを実感しました。そうすると「鼻声っぽさ」「ひばりさんぽさ」もなくなりました。
そして発声自体が整ってくるらしく、全体の音域も広がります。