映画「インディペンデンス・デイ リサージェンス」
「でっかいのキタ」
という、どなたかのレビューにあったんだけど、そうなの。
「大西洋に着水します!」
「どの海域だ?!」
「全域です!!!」
ていうやりとりがトレイラーにあって萌えました。
なのでそのシーンはチカラ入りました。ほんとでっかいです。
が、
…あれ?
大西洋全域に相当するそんなでっかいのが着水したらさ、
攻撃もくそも、地球の陸地が全部津波で壊滅するんちゃうの?
ってなるやん
…いやなるでしょ?
大気圏突破してくるからね、熱くなって真っ赤で水蒸気がモウモウしてるのね。
うん…?
でっかくて真っ赤でモウモウしてるって…巨人じゃね?
進撃の巨人じゃね??ってなりつつ
その戦艦のでっかさは、
あれ?…これ、ヤマトに出てくるガミラス以降の敵、じゃね?
みんなどんどんおっきくなってて波動砲どころじゃないんじゃね?って思わせるやつ。
そう、すでにこのオタ脳には「ヤマト」と「進撃の巨人」がグルグルしだすわけです。
ところがです。
もうその大きさでモノ言わすのかと思いきや、そこからミジンコみたいなちっさい戦闘機がばああああって出てくるんです。
「なんで?わざわざ?」て思うでしょ思うけど、
地球(アメリカ)軍も、前の異星人襲来の時に得た技術で作ったったーー!!
テッテレー!
「最新型戦闘機ー!」(ドラえもん声で)
は?
…ちっさ!!!!!
なんで?こんなちっさいのにしたの!!?
準備してた!次も来るって分かってたから!
て言いながらなんでこんなちっさいのしかないの!!?
てことでちっさいのの空中戦が、もう死体にたかるハエの如く繰り広げられてます。
一個一個のシーンはCG駆使して丁寧に作ってるんですけど、
なんで筋書きがこんな大雑把なの…?
これ、まあまあ何度も思います。
iMAX3Dなので音と画像の迫力に押されつつも、頭の中は「お、おう」て冷静なまま。
あ、その、エキサイティングでしたよ。
多分頭を空っぽにしておけば楽しめる。(そしてすぐ忘れる)
ウィットに富んだセリフもバカ(アメリカ)っぽいし(翻訳もひどいから)、
「ここで笑かすエピソード突っ込むよ!」とか
「ここは泣かせるからね!」とか
ここまでベタで物言わすハリウッド超大作もなかなかないよな…もはや開き直りなのかな…。
「お前ら1作目案外楽しかったろ?続編も飽きさせないぜ!」ていう意気込みだけが作らせたのか。
言っても、1作目って何回も何回も地上波放送してじわじわ認知度が上がった程度な気がするし、その度に「ああそうそう」みたいに楽しんでた程度で
実際この続編公開前の放送観てないからザックリしか覚えてなくてさ。
でも話はなんとなく、いやもうむしろ知らなくても大丈夫ちゃうん?ていう感じなんで。
言ってしまうと「あらすじは超単純なのにいろいろめんどくさい」という映画でした。
これまでの名作映画の良かったシーンをカットして繋げると出来上がりそうな、全部見覚えのある感じ。
アニオタ(自分)はほぼ「ヤマト」「進撃の巨人」でしたけど
(あ、「エイリアン」やろ!とか「バトルシップ」や「マンオブスティール」「GANTZ」(?)もあった)
観てないので多分ですが「スターウォーズ」もこんなシーンなかった?とか。
きっと知識のある人なら全部ピックアップ出来そうです。
ボクは評論家ではないし、好きとは言えそんなに昔から映画ばっかり観てたわけでもないので
この日記は備忘録というか、映画鑑賞感想文のつもりなのでなんの参考にもならないと思いますが、
(してほしくないです、感想なので「そうじゃないそうじゃない!わかってねえな!」とか言われたくないですから)
こんな感じでした。
iMAX3Dでもんすごい高額になってしまいましたが、それくらいでないと
ボク的には満足(小)が得られなかったと思います。
むしろおかげで忘れないで済んでます。
多少荒っぽくても「映画館で観る」という効果はやはり絶大。
最近は「ホラーを映画館で観る」がかなり楽しいことにも気付いたので
積極的に行こうと思ってます。
逆に言えば、良い映画は盤を借りて家で観ても「良い」んだと思います。
単館ものは盤にならない、なってもレンタルにおりてこないという可能性があるので気が抜けないんですけど。