「とまっていた時計がまたうごきはじめた」著 細野晴臣・鈴木惣一郎~今頃、今も、細野晴臣氏すき
聞き手が鈴木惣一郎氏の細野氏対談本、半年位前に読んで、あまりに良かったので正月に兄に会った時に「読め読め」と言ってあげてしまった。
どんな話がどんなに良かったかって、もう読み直せないからあげてしまったことはちょっと後悔。
半分くらいは彼の趣味や嗜好のコアな話で、理解不能なのだけど、そこから細野氏が導き出す考え方や生き方はとてもナチュラルでマイペースで、俗世を知った上でも尚自分のやりたい事だけをやっている。これが兄と共通してるなぁってとても親近感があったから押し付けてしまった。
まあ仕方ない。買おうと思えばまた買えるだろうし。
今回はその本の前に出た対談本で、前出のものより鈴木氏の質問や会話形式は少なくて、細野氏の偏った思いが色濃い「分福茶釜」。
偏ってるんだけど妙にナットクする話ばかり。
コレは若い頃には全部理解不能だろうと思うし、つまんないのかな?とか思うんだけど、どうせ若い頃は太宰かぶれだっただけで、本なんか読んでないからな。