映画「Short Tarm12」
友達に誘われて観て来た。
地味ーな映画で(あたしもノーマーク)
初日なのに2回のみの上映、でもプレミアシートに♪
なかなかに重たい話で何度も何度も息が苦しくなり、涙が溢れ、
うっかり色々な何かをぶり返し掛け、
主人公や、親から虐待を受ける少女と同じことをうっかりしそうになった…
(最初の自傷は爪で手や腕を傷つける行為だった。とても自然にそうなってた。その時の自分がフラッシュバック。)
あたしは多くのジャンルの音楽を聴くけど
ラップとかヒップホップとかは一切受け付けなかったのに
まもなく18になろうとする黒人青年の心情が ゆっくりしたリズムながらラップで語られると、
自然と胸の中に沁み渡り、 いつしか息を止めて聞き入り、
もっと聴きたい、
この青年の気持ちをこのリズムに乗せて全部受け入れたい、
とまで思っていて本当に驚いた
そしてまた不安になって行くのだけども…
でもね
みんな苦しい人生の中で
誰かを傷つけたり
反対に誰かを思いやったり
自分を傷つけたり
そして自分と向き合ったり
それしかないんよね
生きることは苦しいことの連続やけど
出来ることをやるしかない
誰かに思いをもらったら
嬉しい
それなら自分も誰かを思いやろう
そうして
ひとりだけどひとりじゃない
人として
そうして生きるしかない
いつしか
少年も少女も成長して
社会に出て行く
小さな小さなこの世界から
出て行かなきゃならない
大人になってもまだ
大人になったらもっと
辛いことがいっぱい待ち受けてるけど
自分で歩かなければならない
とてもいい映画やった
悲しく切ない
愛おしい
そんな。