ぎこ記

映画や音楽多め。あとどーでもいいひとりごち

映画「Short Tarm12」

 

友達に誘われて観て来た。

f:id:bionic_giko:20170108030822j:plain

 

 




地味ーな映画で(あたしもノーマーク)

初日なのに2回のみの上映、でもプレミアシートに♪



なかなかに重たい話で何度も何度も息が苦しくなり、涙が溢れ、

うっかり色々な何かをぶり返し掛け、

主人公や、親から虐待を受ける少女と同じことをうっかりしそうになった…


(最初の自傷は爪で手や腕を傷つける行為だった。とても自然にそうなってた。その時の自分がフラッシュバック。) 




あたしは多くのジャンルの音楽を聴くけど

ラップとかヒップホップとかは一切受け付けなかったのに

まもなく18になろうとする黒人青年の心情が ゆっくりしたリズムながらラップで語られると、 

自然と胸の中に沁み渡り、 いつしか息を止めて聞き入り、
もっと聴きたい、
この青年の気持ちをこのリズムに乗せて全部受け入れたい、
とまで思っていて本当に驚いた



そしてまた不安になって行くのだけども…

f:id:bionic_giko:20161121140644j:plain



f:id:bionic_giko:20161121140656j:plain





でもね
みんな苦しい人生の中で
誰かを傷つけたり
反対に誰かを思いやったり
自分を傷つけたり
そして自分と向き合ったり

それしかないんよね
生きることは苦しいことの連続やけど
出来ることをやるしかない


誰かに思いをもらったら
嬉しい
それなら自分も誰かを思いやろう

そうして
ひとりだけどひとりじゃない
人として
そうして生きるしかない


いつしか
少年も少女も成長して
社会に出て行く


小さな小さなこの世界から
出て行かなきゃならない


大人になってもまだ
大人になったらもっと
辛いことがいっぱい待ち受けてるけど
自分で歩かなければならない


とてもいい映画やった
悲しく切ない
愛おしい
そんな。