読了「13階段」 著 高野和明
映画を観ようと思っていて、逃した作品でずっと読みたかった本。
(ちなみに作者は映画をあまりお気に召さなかったとかで、観なくて良かったとほっ)
すごく面白かった。
単純に思えた話が、どんどん複雑になっていき、行き詰っては根気良く粘る、の繰り返し。
はやく結末が知りたくて、後半焦って読んでしまい、頭に入らなくて困りました。
改めてゆっくり読み返し、意外な結末に驚き。
主人公の胸の痛む過去に沈みました。
複数に張り巡らされた伏線がすばらしい。
デビュー作とは思えない読ませるミステリーでした。