読了「囮弁護士」スコット・トゥロー 著
映画「推定無罪」を書いた作家の同様のリーガルスリラー。文庫本上下巻。
法律モノは弱いので最初はなかなか進まなかった。
多少「ん?」と思っても無理矢理ぶいぶい読み進むことに専念。おぼろげでも登場人物や状況が理解できてくると、どんどん面白くなるものなんだな。(強引)
勿論、進めば進むほど話の展開も面白く描かれるわけなんだけど。
最後は悲しかった。
最初は誰もが主人公の「いい加減さ」に閉口する。
登場人物も、多分どんな読者も。
でもだんだんと彼の人としての「芯」が見えてくる。
そうしたらそれが「憎めない人物」、私にとっては「魅力的」にさえ感じるようになるのだ。
正直さや、強さや、そういうものに惹かれずにはいられない。
「嘘」がいいとは言わないけど、それがその人の不誠実さを決めるものでもないと思う。これまでなんとなく曖昧だったことが、自分の中にはっきりと見えた気がする。
*追記20170520
いくつかまとめて引っ越してるけど、このSNSでのレビューもどうやらまとめて行ったらしく、全部日付が同じなのねぇ…えーー
いつ読んでいつ観て、レビュー書いてるんだろうか。全然思い出せないし本もなかなか読んでるんだよなぁ(全然覚えてないぃ)