本
「ホテルローヤル」で直木賞を獲った方の作品。 知人が貸してくれて本当に久しぶりの読書。 私は子供の頃から読書が苦手で活字を読んでも頭に入って来ませんでした。音読は得意だったんだけど、考えてみると音読しつつ内容は空っぽだった気もします。それく…
もしや…? もしやお前、まだ星野源「いのちの車窓から」読み終わってない? 2〜3日で読了だねとかほざいてたよね?いや、2〜3日に1本読む?にしてもまだ?? そして2回目の「神回」てなんなの?何遍「神回」なの? うるさいよ!! 楽しむんだよ!! ずぅぅっ…
星野源さんの「いのちの車窓から」。 「いのちの車窓から」星野源 今朝の通勤から読み始めた - ぎこの観たもの聴いたもの 読み始めた時に「ささっと2日もあれば読み終えそう」なんて思ってたけど、実はまだ読んでる← 春のせいなのか 歯医者に行って口の中を…
うかつにもジャスティン・ビーバーを聴きながら読み始めてしまった。初ジャスティンなのだ。 読みながら無性に星野源の声が聴きたくてiTunesを操作したいのに、本から、ページから、文字から目を離したくない。 意外に色気のあるジャスティン・ビーバーの歌…
聞き手が鈴木惣一郎氏の細野氏対談本、半年位前に読んで、あまりに良かったので正月に兄に会った時に「読め読め」と言ってあげてしまった。 どんな話がどんなに良かったかって、もう読み直せないからあげてしまったことはちょっと後悔。 半分くらいは彼の趣…
ロバート・キャパ 世界的に有名な戦場カメラマンとかマグナムうんぬんてのを、うっすら知ってる程度やったので、 貸してもらう時はかなり嬉しかったのやが、 マイ読書ブームがなかなか来ないのと、持ち歩くには結構厚く重い単行本ということもあり、 手にす…
主演が真木よう子の映画を観たかったのだが、時期を逃してしまい、知人に本を借りた。 久しぶりの読書はなかなかに新鮮。 しかも、著者は「悪人」(妻夫木聡&深津絵里)の吉田修一。 薄い文庫本なのだけど、 とにかく描写が細かく、 小さな足下の小石から川…
この苦しみは。 自分の抱く正しさとか罪悪とか、大事なコトやモノ。 今、こうしていることは。 誰かの存在に、荒れ狂い揺らぎ、時に凪いで、煌めく、この自分は、この世界は。 傷つき、許し、受け入れ、否定し、壊す、ここにある自分は。 誰が決めるん。 何…
映画の予告編だけで興味持ったんだけど、本自体は映画とは違う印象。 生田とーまくんをイメージしちゃうかなーとか。 読み始めたら、全然違ってた。 割と薄い文庫本、半ばまで一気に読み進めて、こんなに風呂敷広げて、あと半分でまとまるんか?と怪しんだら…
美容院でたっぷり時間があったので、3日かからず読了。 直木賞的な作品が多いらしいが、著者は芥川賞作家である。 本著は、エロスとヤクザが濃厚な、あたしには苦手な雰囲気なのだけど、イヤなのにどんどん読み進んでしまう巧みな文章力だ。 主人公にはまっ…
著者はもうこの世にいない。 身体中を癌に蝕まれ、もっと書きたいことがあると願いながら、息を引き取った。 この著書のオリジナルはたったの10日で書き上げたという物凄い人物だ。 そして、その内容たるや、身近で遠く、生々しいのに乾いている、 人の意…
おんもしろかったー。 軽快な会話がものすごく気持ちイイ。 話の中心にはどうしようもなく辛いコトが存在してるのに、 みんなすんごく縛られてない(ふり?)なのだ。 そう、重力を忘れたかのような。 映画化されてたと思うけど、これは本だけでいいなー。 …
この苦しみは誰にもわからない。 自死を選ぶ苦しみも、 遺された家族の苦しみも 本人じゃなきゃわからない わかってもらいたいのか ただ苦しみから逃れたいのか
原題が違うのでamazonで購入を迷ったのだけど、どうやらタイトルと表紙を映画と同じものに書き換えたらしく、中身は本人著のノンフィクションだった。 そう、砂漠の渓谷で岩に手を挟まれて、127時間を生き抜く、凄絶な内容。映画はやはりエンタテインメント…
映画「わたしを離さないで」があまりによかったので、 カズオ・イシグロの本を2冊購入。 ひとまず、「わたしたちが~」を読了した。 訳者が、ひとときすごく読み漁ったトリイ・ヘイデンの代表作「シーラという子」を訳した人だったので、 文体というか、文…
・「私の男」 桜庭一樹 直木賞作品 ぐいぐい読ませる力のあるものだった。なんというか、ただどうしようもなく行き場のない二人。その後がまったく予想できずに終わってしまう。どうなるんだ、二人! *1 ・「恋」 小池真理子 これも直木賞作品 やっぱりぐい…
連休前にAmazonで注文してたこの本が届かず、帰国翌日の今日、すぐに斜め読み。 東海村臨界事故の被爆治療のドキュメンタリー。 あまりの凄絶さに、斜め読みだけで苦しくなり、 気分が悪くなり、 精神安定剤を飲んで、少し休まなければならなかった。 薄い文…
衝撃的なこの事故の原因の真相が、意図的に隠されている。 こんなことってあるだろうか。 この事実だけでも戦慄する。 「圧力隔壁の破断が原因ではなかった」 では真相はどこにあるのか。それをつまびらかにするには、あまりにも時間が経ちすぎている。 絶望…
何年も前にこの著者の「墜落遺体」を読んだ。その衝撃は忘れられない。 以後の遺族の様子がわかる続編とも言うべき著書だ。 何年経ってもこの事故については興味が尽きない。 どのエピソードをとっても涙があふれてしまう。
映画を観ようと思っていて、逃した作品でずっと読みたかった本。 (ちなみに作者は映画をあまりお気に召さなかったとかで、観なくて良かったとほっ) すごく面白かった。 単純に思えた話が、どんどん複雑になっていき、行き詰っては根気良く粘る、の繰り返し…
大崎氏の著書2作目。ノンフィクションがイイのはもうしつこいほど書いた。 「聖の青春」に負けないすばらしさ。 ノンフィクションにも大崎ブルーは存在する。 泣ける。
誰もが知る天才棋士・羽生善治氏と同世代の村山聖氏の29年という短い生涯を、将棋を通して描いている。 羽生氏との対戦成績はことごとく勝利している、といえばその棋士としての才能を感じてもらえるだろうか。 村山氏は幼少時にネフローゼという重い腎臓疾…
この人のエッセイ集を知人から何冊か借りている。 読んでいると 「哲学とは言い訳なのか…」 としか思えなくなる。 お茶の水女子大の教授という肩書きから言って、インチキな人物とは思えないのだが、 本を読み進むにつけ、 「こんなインチキな教授がいるのか…
少し前に読んだノンフィクション。 19歳の少女と自称指揮者の精神分裂気味の青年の心中の話だ。二人の日本人が、どんな経緯で日本から遥か遠いウィーンのドナウ川に身を投げるに至ったか、感情に流されず、事実を必死に追いかけ、しかし、少女の遺体が流れ着…
仕事で徹夜して、二日ぶりに家に帰ったら、amazonから頼んでたCDと本がまとめて届いていた。 その中に「ミュンヘン」があって、今それを読んでいるんだけど…キツイ~ 表紙開くと、いきなり数葉のモノクロ写真…目からまず攻めてくる。ぐわ~っやめて~ ほかに…
藤原正彦氏のデビュー作。 子供の頃、活字はとにかく苦手だったけどたまたま実家(のトイレ)にあったので読んだ記憶がある。 中学生、しかも活字嫌いの自分がちゃんと本を読めたことに驚いたし、とにかく面白かったので記憶にも留まっていたのだ。 大人にな…
作者、大崎善生は将棋の雑誌の編集長から小説家になった人である。 数年前に知人が貸してくれたこの人の本は将棋の世界のドキュメンタリーだった。 モデルとなった棋士の生涯も心を激しく揺すぶるものだったが、あたしはこの書き手の魅力に惹きつけられた。 …
映画「推定無罪」を書いた作家の同様のリーガルスリラー。文庫本上下巻。 法律モノは弱いので最初はなかなか進まなかった。 多少「ん?」と思っても無理矢理ぶいぶい読み進むことに専念。おぼろげでも登場人物や状況が理解できてくると、どんどん面白くなる…